賃料アップに寄与する、賃貸住宅向けIoT支援サービス

2023年12月20日

 電気通信事業の三和テレム(千葉県松戸市)は、賃貸住宅向けIoT支援サービス「IoTele(イオテレ)」を提供しています。ネット回線の導入工事からIoT機器の設置、保守、運営まで行うもので、顔認証機能付きインターホンシステムやスマートロックなどのIoT機器を、アプリで操作できるようになります。導入費用は1部屋あたり15万~20万円が多く、導入後は5~10%ほど家賃を上げることができます。

▲IoT機器を活用した生活の疑似体験ができるショールームの一部

顔認証機能付きインターホンやスマートロックに対応

三和テレム / IoTele

「IoTele」は、ネット回線の導入工事からIoT機器の設置、保守、運営まで行う賃貸住宅向けIoT支援サービスです。対応機器は、顔認証機能付きのインターホンシステムのほか、スマートロックや電球などで、設置したIoT機器はアプリ上での操作が可能です。

「IoTele」を提供する三和テレムは、赤外線リモコンで操作する家電に向けた専用装置も提供。テレビやエアコンなどのリモコン情報を学習させることで、IoT機器と同じように家電をアプリ上で操作できます。2023年9月には、IoT機器の有効性を理解してもらうことを目的に、松戸市にショールームをオープン。部屋を模したブースで、IoT機器を活用した生活を疑似体験することができます。

2023年11月1日時点で新築マンションを中心に約35棟に提供実績があり、工事費用と合わせて1部屋あたり15万~20万円で提供できるケースが多く、導入した物件は5~10%ほど家賃を上げることができています。同社の広報担当、永瀬朋之氏は、「24時間365日のサポート体制でトラブルに対応する。年内には約60棟まで提供実績が増える予定だ」と語ります。

【商品概要】
名称:IoTele
価格:※現地調査の後、見積作成の上、プランを提案。詳細は三和テレムに問い合わせを
アプリでできる遠隔操作:スマートセンサー、スマートドアロック、スマートライト、スマートカーテン、スマートスイッチ、赤外線リモコン、顔認証付きオートロック、スマートカメラ、温湿度リモコンなど
その他:スマートホームには、家電の購入だけでなく通信環境(Wi-Fi)の設備が必要。光回線の導入、デバイスの設置から保守まで導入をサポート

【会社概要】
社名:三和テレム
設立:1971年(小白通信建設)
代表取締役社長:小白 悟
資本金:3100万円
事業内容:情報通信エンジニアリング事業、ICTソリューション事業、ビルマネジメント事業、ファシリティ事業、電気通信工事業、電気工事業、内装仕上工事業、建物総合管理業
本社所在地:千葉県松戸市常盤平2-6-7
連絡先:電話047-388-2255