らくなげ新元社長に聞く、BPOで変わる!労働力不足時代の業務最適化とは?
2025年05月23日

賃貸管理における業務負担の大きさや人材不足といった課題に対し、BPO(Business Process Outsourcing)サービスへの注目が高まっています。BPOサービスを提供するらくなげ(東京都新宿区)は、契約書の作成やデータ入力などの定型業務にとどまらず、近年では平準化支援や仲介業務の反響対応などにも領域を広げ、現在は70社超・45万戸以上のアウトソーシングを受託しています。今、BPOが現場でどのように機能し、どう進化しているのか、らくなげの新元翔大社長に伺いました。
賃貸管理BPO らくなげ / らくなげ
賃貸管理業務におけるBPOとは
―そもそもBPOとは何ですか?

新元:BPOは業務プロセス全体を外部委託するサービスで、単なる事務処理から専門業務まで幅広く対応しています。社内スタッフは煩雑な事務作業から解放され、新規顧客獲得などのコア業務に集中できるようになるため、不動産業界が直面している深刻な労働力不足や属人化リスク、煩雑なルーティンワークなどの課題を解決する1つの手段として注目されています。
「らくなげ」のBPOサービスで何が変わるのか
―どのようなサービスを提供されているのですか?

新元:具体的には、管理受託に伴うデータ入力や修正、募集業務、契約書の作成・電子契約送信、コール&チャット対応、更新・解約業務、入出金処理、反響対応など、幅広いサービスを提供しています。最近は、チャット対応や営業サポートなど「反響対応系」の依頼が増えています。
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記者のここが知りたい!
―BPOは業務代行や人材派遣と何が違うのですか?

新元:業務代行や人材派遣は、業務のやり方や業務フローの決定、マニュアル作成まで不動産会社側が行う必要があります。しかし、多くの不動産会社ではマニュアル自体が整備されていないことが多く、これがアウトソーシングへの大きな障壁となっていました。
これに対してBPOは、業務プロセスの見直しから始め、効率的なフローの提案、課題解決や業務改善のサポート、マニュアル作成までを一括してサービスを提供します。作業スタッフへの指示もBPO業者側で行うため、導入企業の負担が大幅に軽減されます。
「らくなげ」の導入にあたっては、システムごとの仕様書ではなく、業務フローに沿って動ける「手順書」を徹底して作り込みます。これによって、属人性を排除した再現性ある運用が可能になるのです。
―具体的な事例があれば教えていただけますか。

新元:ある大手不動産会社では、リーシング業務を担当する4人それぞれが異なるやり方で業務を行っていました。そこで私たちは、お客様にヒアリングをして、業務を平準化することから始めました。結果、業務フローが一本化され、属人化が解消。その後、教育フローも構築することで、業務の安定化と効率化を実現しました。
BPOは進化し続けており、BPOとSaaSをかけあわせた特定の業務プロセス全体を外部企業へアウトソーシングするクラウドサービスBPaaS(ビーパス/ビーパース、Business Process as a Service)というモデルも登場しており、らくなげの業務もコンサル的な要素が増えています。

【導入企業の声】
「らくなげ」があったから職員の早期成熟を実現できた
株式会社KACHIAL(カチアル:東京都新宿区)
代表取締役社長 髙橋幸一郎さん
導入3ヶ月余りでチームの変化を実感
賃貸管理を行うKACHIAL(カチアル:東京都新宿区)は、昨年1月「らくなげ」を導入しました。「きっかけは、当社のリーシングチームの営業が、事務仕事に追われ、本来の営業活動をできていないことにあった」と高橋社長は話します。
「6年ほど前に、事務仕事を軽減しようとオンライン化しましたが、仲介会社とのやりとりが電話からチャットに切り替わっただけで、事務仕事がなくなることはありませんでした。『らくなげ』は、仲介会社とのやりとりや契約書の作成なども受託できるとのことでしたので、まずは契約書と図面の作成をお願いしました。昨年10月に『らくなげ』と親和性の高い『いえらぶBB』を導入し、そこから少しずつお願いする業務を増やしていきました。効果を実感したのは今年の1月、繁忙期に入った頃です。例年、繁忙期は営業職も事務処理を行わないと回らない状況で、KPIにしているオーナーへの訪問数や、業務販売を行った数字も0が続くのですが、今年は数字が落ちませんでした。らくなげさんが事務作業を引き受けてくださっているので、営業が外に出られるようになったのだと思います」(高橋社長)
本来の業務に集中でき、社員の成長が早い
「らくなげ」を導入した1番の成果は、「職員の早期成熟」にあると高橋社長は話します。
「当社は、早期に不動産のプロコンサルタントを育成するキャリア制度を設けています。『石の上にも3年』という言葉がありますが、今の若い人たちは3年続きません。そこで、これまで習得に5年はかかると言われていたリーシング業務を、29カ月で習得できるカリキュラムをつくりました。このカリキュラムを達成するには、『らくなげ』をフル活用しなければできません。採用活動がますます厳しくなっている中、らくなげさんのようなBPOの活用は今後重要になってくると思います」(高橋社長)
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らくなげが仕掛ける新サービス「仲介BPO」とは
―ところで、新たなサービス「仲介BPO」とはどのようなものですか?

賃貸住宅新聞の調査では、仲介契約数が減少した理由の主な要因は「仲介担当スタッフの減少」で、人材確保が極めて困難な状況です。また、昔のように勢いよく営業する人が少なくなっています。
一方で、消費者はウェブでの完結を求め、重視されるのはスピードと対応力です。そこで、「反響は来るけれど、担当者は案内に出ていてすぐ対応できる人がいない」といった課題を解決するため、らくなげでは仲介業務に特化したBPOサービスを開始しました。インサイドセールスチームの構築や営業のアウトソーシングにより、反響対応の迅速化と営業生産性の向上を支援しています。

これまで対応が難しかった「メールアドレスのみの問い合わせ」に対しても積極的にアプローチし、アポイント取得率20%以上という高い成果を上げています。
雇用コストの課題も「らくなげ」で解決!
―「らくなげ」導入のコストが気になる方も多いと思うのですが…。

不動産業界では、繁忙期と閑散期の業務量の差が大きく、人材の確保と維持に苦労していますが、「らくなげ」のBPOサービスを導入することで、人件費が固定費ではなく変動費となるため、繁忙期に多く依頼し、閑散期は抑えるという柔軟な運用が可能です。教育費もかかりませんし、雇用コストの課題も解決できると思います。
いえらぶGROUPとしての今後の戦略は
―展望をお聞かせください。

創業からわずか2年半で、45万戸の管理を受託するまでに成長した成功の秘訣は、「マニュアルの徹底化」です。不動産のプロフェッショナルになることをあきらめて、「この通りやればできる業務フローと手順書を作る」という方針に切り替えたことで、業界未経験者でも短期間で業務を遂行できる体制を構築できました。
こうしたノウハウをベースにこれからも、名前のとおり「らく」な部分は保ちながら、いえらぶGROUPが培った不動産業界全体のノウハウや知識を活用して、より良いサービスを提供していきます。そして、BPOで不動産業界全体を支えるリーディングカンパニーになることを目指します。
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<参考動画> いえらぶ採用チャンネル
(これまでに提供してきた主なサービスの紹介)
・いえらぶCLOUD
主な商品機能として、物件情報、業者間流通、賃貸管理、広告出稿、反響管理、業務分析などがある。
いえらぶCLOUDに関する記事はこちら
・いえらぶBB
「いえらぶBB」は賃貸管理会社と賃貸仲介会社をつなぐ無料の業者間流通システムです。賃貸仲介会社・賃貸管理会社それぞれの基幹システムとの連携により、物件流通から内見予約・申込み、保証審査から契約までを一気通貫でオンライン化できます。システム連携により、ワンクリックでの物件取込み・サイト掲載、リアルタイムでの物件確認が可能で業務効率化に貢献します。
・らくなげ
不動産業界に特化したBPOサービスで、不動産会社は募集・解約・入力といった様々な業務プロセスを一括して委託することができる。
・いえらぶParking
駐車場運営に関するあらゆる業務課題を解決するDX(REAL✕TECH)を用いたサービス・システムを提供
いえらぶParkingに関する記事はこちら
・いえらぶクリエイターズ
企画構成から撮影、編集、納品をワンストップで行うSNSマーケティングサービス。 不動産業界の新たな集客・採用戦略の軸を構築。
いえらぶクリエイターズに関する記事はこちら
株式会社いえらぶマーケティング
株式会社いえらぶ琉球
株式会社いえらぶコミュニケーションズ
株式会社いえらぶパートナーズ
株式会社ピーシーコネクト
株式会社いえらぶパーク
株式会社らくなげ
株式会社いえらぶクリエイターズ
◼︎会社名:株式会社らくなげ
代表者:代表取締役 新元翔大
設立:2020年8月
資本金:6,658万円
所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル50階
TEL:03-4400-2976
メール:info@rakunage.co.jp
コーポレートサイト: https://rakunage.co.jp/
企業名:株式会社いえらぶGROUP
代表者:代表取締役 岩名 泰介
本社所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル50階
設立:2008年1月
資本金:3,825万円
事業内容:SaaS事業、システム開発事業、コンサルティング事業、メディア事業、ホームページ制作事業、採用支援事業、WEB広告事業、アライアンス事業、賃貸保証事業、駐車場DX事業、SNSマーケティング事業、賃貸管理BPO事業
ホームページ:https://www.ielove-group.jp/
TEL:050-1750-8270
メール:pr@ielove-group.jp
問い合わせフォーム: https://ielove-cloud.jp/contact/