ブラウザー画面でSMS送信。入居者への連絡、周知に利用

2023年12月20日

　法人向けのSMS（ショートメッセージサービス）送信サービス「空電プッシュ」は、顧客の携帯電話にSMSを、管理画面から１件ずつ、もしくは最大1万件を一斉に送信できるサービスです。SMSはプッシュ通知によりメッセージを見てもらいやすく、架電に比べてコストも抑えられ、不動産会社が家賃滞納者への連絡に利用する例もあります。

大手不動産会社が家賃滞納者への連絡に利用する例も

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション　／　空電プッシュ

デジタルマーケティングの支援などを行うNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション（東京都品川区）は、法人向けSMS送信サービス「空電プッシュ」を提供しています。「空電プッシュ」は、顧客の携帯電話に、ウェブブラウザーの管理画面から電話番号を設定して１件ずつ、もしくはCSVファイルを読み込んで最大1万件を一斉に送信することが可能。API（アプリケーション・プログラミング・インターフェース）連携にも対応し、開発を行えば、基幹システムなどを通じての送信もできます。

SMSは、通話ができる携帯電話のすべてに付帯し、アプリをダウンロードしなくてもメッセージを受信することが可能。プッシュ通知によりメッセージを見てもらいやすい点も強みで、架電に比べてコストも抑えられます。同サービスは、自社調べで国内最大の送信システムを利用することによる送信の遅延の少なさや、専門部署の設置によるセキュリティー対策の充実が特徴。2023年10月末時点の導入企業数は約3000社。金融や通信業界などのほか、大手不動産会社が家賃滞納者への連絡に利用する例もあります。料金は送信数によって変わります。

同社のビジネスメッセージ・サービス部の黒田和宏部長は、「管理画面からSMSを送信することで、顧客への連絡を組織で把握できる点も評価されている。内見日時の連絡や資料送付、物件の設備点検日程の周知など、さまざまな業務に利用してもらえると考えている」と話します。