管理会社が入居募集。元付物件から部屋探しができる

2022年04月15日

賃貸物件情報メディアを運営するエアドア（東京都港区）は、オンライン賃貸プラットフォームサービス「airdoor（エアドア）」を2022年2月より開始しました。掲載物件情報は全て管理会社が直接掲載するため成約状況をリアルタイムで反映。入居希望者はタイムラグなどで物件を逃すことがありません。

不動産テック出身者が開発。客付けの新たな選択肢に

エアドア　／　airdoor

オンライン賃貸プラットフォームサービス「airdoor」は、賃貸管理会社が持つ物件管理システムとデータ連携し、入居可能な元付物件のみを入居希望者に紹介するものです。物件情報の持ち込みなど、掲載物件以外の取引は不可。部屋探しユーザーが一次情報にアクセスできる仕組みのため、仲介事業者を介した際に発生していた成約済み物件への問い合わせがありません。また、一般の仲介サイトに掲載していない管理物件を紹介することも可能です。

サービスの流れは、入居希望者が「airdoor」内で希望の物件を探し、オンラインで内見予約を行います。内見は現地集合またはオンライン内見で、宅地建物取引業の免許を持つエアドアのパートナー会社が仲介。その後、入居申し込み、契約までオンラインで対応可能なため、来店の必要はありません。入居者が支払う仲介手数料は、物件により異なりますが、0円または2万2000円。管理会社側は、掲載料を成約課金としてエアドアに支払います。

同社の鬼頭史到社長は「当サービスの開発メンバーは、不動産テック出身者９割で構成され、業界経験者ならではの視点から、仲介ビジネスを破壊する立場ではなく、客付けの新たな選択肢として運用している。仲介手数料を抑えてオンラインで部屋探しをしたい層を吸収していく方針」と語ります。2022年2月からサービスを開始し、3月現在、連携している管理会社は約40社。2023年繁忙期までに掲載物件数5万件を目指しているとのこと。