自宅でやりたいことを実現!全室をフル活用できる建材5選

2022年04月13日

相川彩香(賃貸トレンド)×米山亜里沙(賃貸トレンド)

コロナ禍でおうち時間が増えている中、家で趣味を充実させたいという声をよく耳にします。今回は、趣味ができる環境を整え、ご自宅の全部屋をフル活用するために導入できる建材や設備のご紹介です。

『全国賃貸住宅新聞 電子版』のリフォーム・リノベ記事を、キッチンスペシャリストの相川さんが独自の視点でピックアップ、家主ライター米山さんのインタビューでご紹介します。

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―― 相川さん、今回もよろしくお願いします!このテーマを選ばれた背景を教えてください。

家の環境にとらわれずに、多趣味を実現できるお部屋が増えたらいいなと思い、このテーマを選びました。お部屋の利用を左右する主な要因は音と温度です。小さい頃にピアノを習っていたのですが、木造の戸建てだと隣近所に音漏れするのが気になっていました。

―― 分かります~!何か楽器を始めたいと思った時に、外部への音漏れが気になって躊躇してしまいます。楽器が上達する前の練習過程では特に・・。

ギターなどを手軽に始められるくらい、お部屋が遮音、防音だといいですよね。また、リフォーム相談を受けていて、夏は暑いのでエアコンがあるお部屋、冬は寒いのでリビングで過ごす時間が多い方が大勢いらっしゃる印象です。電力消費を増やさずに、行動が狭まらないようなお部屋づくりがしたいと思いました。

―― なるほど!確かに過ごす時間が多い部屋は偏りがちです。では、一つ目の記事を見ていきましょう。

賃貸でも24時間楽器演奏が楽しめる防音部屋

記事 防音賃貸のリブラン、楽器のマッチングサイト開設

防音設備が充実している賃貸物件に、リブランが手がける「MUSISION(ミュージション)」があります。今住んでいる場所の近くにこの賃貸物件があります。築20年ほど経っているのですが、賃料は周辺相場より高いです。

―― お部屋全体が防音になっていて、24時間楽器が楽しめるのですね!楽器を演奏する時間帯を気にしなくてもいいのはありがたいです。

音楽好きの方にはぴったりの物件ですね。おうち時間が増えて、歌を歌ったり、リモート飲み会で騒いだりもしたいですよね。そういった音が出ることも、この物件だと自由にできそうです。


どこでも配置可能な吸音パネルは在宅勤務の味方

記事 リブグラフィ、組み立て簡単な吸音パネルを販売開始

組み立てが簡単なこの吸音パネルは、形が変えられるので、パーテーションにも使えますし、お部屋の中に個人的な空間を作ることも可能です。

―― ちょうどこのようなパネルがほしいと思っていたところです。夫のデスクの後ろが子どものおもちゃ置き場になっているので、在宅勤務での会議中に子どもが遊んでいる音が響くことが気になっていました。

スペースを区切れるのがいいところですよね。仕事や学習で集中したい時、鑑賞にも使えそうです。生活音も遮断できますね。私は動画を楽しむ時、音量を気にしなくていいように使ってみたいです。


障子の技術を活かしたカーテン、明るさを確保

記事 ベンチャーマテリアル、遮熱・保湿性の高い高機能カーテン

お部屋の向きや位置によって、外の目線が気になるなどの理由でカーテンが開けられないことがあります。米山さんはカーテンを開ける方ですか?

―― はい、毎朝カーテンを開けて太陽の光を入れるのが好きです。おうち時間が増えるとカーテンにまで意識が行きますね。数年前までは朝仕事に出掛けて、夜帰ってくる行動パターンだったので、カーテンは開け閉めするだけでした。

このカーテンは、障子の技術を応用して採光を確保しながら、遮熱や保温、UVカットや細菌の繁殖を防ぐ機能があります。夏場の室温上昇、冬場の室温低下を抑制できます。

―― 3mmのガラスと合わせると、12mmペアガラスと同等以上の効果が期待できるのはいいですね。これならお部屋ごとの差が小さくなります。また、家に居ても日焼けするので、部屋の明るさを保ちつつ、日焼けを予防できるのは嬉しいです。


外壁に塗るだけ楽々手入れ、北向きのお部屋の結露削減

記事 塗るだけで断熱性高める塗料

北向きのお部屋は結露が課題ですよね。外壁に塗るタイプのこちらの塗料は、断熱層を作る塗料と多孔質層を作る塗料の2液で結露を防ぐ層を形成しカビや腐食の原因である結露を防止することができるそうです。

―― 以前住んでいた住まいは、北向きの部屋に常に結露がありました。家にいる間は窓を開けて換気をしていましたが、結構な頻度でカビが生えていました・・。

毎回掃除をしないといけないと大変ですよね。このような塗料でそもそも結露が防止できたら便利ですね。


簡単に取り外せる遮熱シートで快適室温

記事 ゼロコン、DIYで遮熱リフォーム

リフォーム相談でお客様とお話していると、ここ5年ほどで断熱シートや内窓の需要が増えてきています。エアコンなどを使うと電気代が上がるからと聞きますが、実際には家の中が寒いんだと思います。寒さは窓からの冷気を断つことがポイントです。

この遮熱シートのいい点は、粘着剤が付いてなくてもガラスに密着、紫外線を99%、近赤外線を70%カット、さらに窓ガラスの耐久性を強化してくれるところです。

―― シートは取り外しが簡単なので、賃貸物件の入居者の方でも取付ができますね。女性としては紫外線を70%カットしてくれるのも嬉しいポイント。光が差し込むお部屋でおうち時間を楽しめます。

今回紹介した建材や設備を取り入れることで、全部屋をフル活用して充実したおうち時間を実現したいですね。


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