総括契約の電子化で、賃貸入居者向け火災保険の契約業務を大幅削減

2022年11月01日

 賃貸入居者向け火災保険(以下、火災保険)を提供するChubb損害保険(東京都品川区、以下チャブ保険)が、保険の総括契約の電子対応を始めました。これにより賃貸管理会社は、賃貸借契約を電子化していれば、同じフローの中で火災保険の契約まで済ませることができます。

リビングプロテクト総合保険 / Chubb損害保険

 総括契約とは、賃貸管理会社が取扱代理店・保険契約者となり、管理する賃貸住宅戸室に収容された家財を包括的に保険の対象とし、借家人賠償などの補償をセットしたものです。賃貸管理会社は、火災保険を電子対応の総括契約に切り替えることで、契約に関する業務を大幅に削減することができます。

総括契約の電子化、「IMAoS(イマオス)」との連携で可能に

 チャブ保険では、ソフトバンクグループ企業のSB C&S株式会社(エスビーシーアンドエス:東京都港区)が提供する電子契約システム「IMAoS(イマオス)」との連携により、火災保険の総括契約を電子対応できるようになりました。これまで紙で行っていた入居者の意向確認書への同意を、「IMAoS」による一連の契約フローの中で行うことが可能です。これにより、賃貸管理会社と入居者の双方において、火災保険の契約に関わる時間を大幅に短縮できるようになりました。

火災保険の総括契約とは

 総括契約とは、賃貸管理会社が取扱代理店・保険契約者となり、管理物件の全入居者が被保険者となる保険です。管理する賃貸住宅戸室に収容された家財を包括的に保険の対象とし、借家人賠償などの補償をセットしたものです。入居期間中は付保率を100%にすることが可能なので、貸主にとっても安心です。また、総括契約に地震保険を付けられるのもチャブ保険の大きな特徴です。

 管理会社は補償対象となる戸室の入居者を翌月報告するだけで、更新・解約手続きの必要がありません。事務処理が大幅に軽減されるうえ、保険の継続漏れも防ぎます。新規入居者に向けては電子対応による意向把握確認を行います。

従来の個別契約も既に電子化対応

 総括契約だけでなく、入居者が代理店(不動産業者)を通じて個々に契約を結ぶ個別契約も、電子化に対応しています。スマートフォン上での契約にも対応しており、WEB上で申し込み手続きはすべて完了します。カードやコンビニ払いなど、複数の決済方法に対応しており、更新手続きもWEBで済ませることができます。

チャブ保険とは

 Chubb損害保険は、国内では最長の100年以上の実績を持つ、外資系損害保険会社です。本社をスイス・チューリッヒに置き、54の国と地域でグローバルなネットワークをもとに事業を展開しています。

 賃貸入居者向け火災保険の取り扱いでは国内でトップクラスを誇り、顧客のニーズと満足を重視した世界水準の商品とサービスを提供しています。

【商品情報】
商品:リビングプロテクト総合保険
【会社情報】
社名:Chubb 損害保険株式会社
設立:1996年
代表取締役社長・CEO:ディエゴ・ソーサ
資本金:50億円(2022年3月現在)
事業内容:損害保険
本社所在地:東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川御殿山
会社HP:https://www.chubb.com/
親会社:チャブ・リミテッド