家財保険契約をオンラインで完了　郵送不要で5日間の業務短縮

2022年04月01日

　レオパレス21（東京都中野区）の100％出資子会社、あすか少額短期保険（同）が提供する「新・入居者あんしん保険」はオンラインで契約が完了します。書面の取り交わしが不要のため業務が効率化され、入居者はマイページから契約内容の確認ができます。

ちょっとした空き時間に契約完了の手軽さを目指す

あすか少額短期保険 ／ 新・入居者あんしん保険

　あすか少額短期保険の「新・入居者あんしん保険」は、損害保険金、費用保険金、入居者賠償責任保険金の3種類の補償がセットになっています。同保険はオンライン上で契約を完了できます。システムを整えたことで書面の取り交わしが不要になり、オンライン契約導入により業務効率化されたことで、これまで契約書の郵送にかかっていた日数は1件あたり5日間短縮されました。同社は親会社であるレオパレス21の57万戸に及ぶサブリース物件への入居者を中心に少額短期保険を提供しているため、入居者の要望を商品に反映しやすいという特徴もあります。

　契約の確認は個人に限り、入居者1人1人に用意されるマイページから行うことができます。マイページは、同社のホームページ上にログイン用画面が設置され、貸借契約時に代理店が入居者情報を同社のシステムに入力。入力完了後、入居者がマイページにアクセスするためのIDとパスワードがPDFデータで代理店に出力され、それを代理店から入居者へ渡します。入居者はマイページに自分でアクセスし、そこから契約内容の確認を行います。

　代理店部の馬原雄二次長は「店頭での賃貸借契約時に、入居者に発生するちょっとした待ち時間で少短の契約を完了できるくらいの手軽さを目指した」と話します。今後は法人客専用のマイページの開発や、家賃債務保証会社との連携を可能にしていきたいとしています。