KINOWA 賃貸住宅のご近所付き合い、ありでしょ? 【勝手に内覧会】
2022年06月08日
トレンドニュース制作部KINOWAは、テラスハウス式のメゾネットタイプ、全19戸ウッドデッキ付きの賃貸住宅です。敷地内の共用庭は、小さな子どもでも安心して遊べるので、ファミリー世帯から人気があります。ここでは、どんな暮らしが実現できそうでしょうか。マンションとはひと味違った戸建て賃貸暮らしについて、入居者の目線で語りました。
・山本悠輔(全国賃貸住宅新聞社・記者)
・相川彩香(住宅設備アドバイザー/賃貸トレンド・CS)
・男鹿きみこ(一般/賃貸トレンド・WEB担)
入居者同士の共用庭は、子育て世帯の大きな味方【KINOWA】
山本 「はじまりました。勝手に内覧会。この記事では、毎回1つの賃貸物件を取り上げて、業界記者・リフォームのスペシャリスト・入居者のそれぞれの視点から好き勝手話しちゃおう。という内容です。今回は、Kaデザイン一級建築士事務所が設計されたKINOWAを取り上げます。」
相川 「ひと目見て面白い。と思ったのが、住宅の周りを囲った階段の造り。一般道路から続く動線が考えられていて、とてもお洒落だなと思いました。外観の意匠性から、こだわりを持って建てられた家なんだな。ということがわかります。」
男鹿 「手すりは赤色ですか?さりげなくお洒落ですね。この住宅、オーナーが造園業を営んでいるらしく、ここまで外観に手をかけられたようです。」
山本 「本当ですね。アパートメーカーが建てた一般的な賃貸物件や、マンションではここまで作りこまないです。とても珍しいです。まさに、建築設計事務所さんの造り。って感じがします。」
共用庭なら、子どもを外で遊ばせても安心【KINOWA】
男鹿 「居住者が使える共用庭って、賃貸住宅では珍しいですか?」
山本 「共用庭は、賃貸では相当贅沢です。この家は全戸メゾネットなので、全て庭が付いてくるんですね。マンションだと2階以上は単なるバルコニーや物干しスペースになってしまいますから。」
男鹿 「入居者全員が同じ庭を使う。という造りですね。近所付き合いも楽しそう。私の子どもが小さいときに市営住宅で暮らしていて、同じ年代の子たちも近くに住んでいました。周りと家族ぐるみのお付き合いができて、生活がしやすかったです。」
山本 「子育て中のご家庭は、どうしても周りに気を使ってしまう人も多いと聞きます。夜泣きで周辺に迷惑をかけてしまわないかな。とかね。そういう意味で、同じ境遇の人が住んでいる。というだけで、共助の意識が生まれるかもしれないですね。」
相川 「最近はボール遊び禁止の公園も増えていますし、安心して外で遊べる場所も限られています。家の庭ならいつでも目が届きますし、で子どもが庭でわいわい遊んでたらこっちまで楽しくなりますね。」
収納・動線を考えた配置で、スッキリした室内【KINOWA】
男鹿 「室内の話にうつりますが、壁一面に備え付けのクローゼットがあって、収納スペースが充実していますよね。埋め込み型のエアコンだったり、入居してから余計なものを加えなくてもいいので、スッキリした室内のまま生活ができそうですね。」
相川 「階段下のトイレも、ポイントが高いです。室内の面積を数字で見れば、そこまで広くはないんですよね。でも各設備の配置や動線の工夫で、広く使えるような工夫が凝らされています。」
山本 「KINOWAのようなデザイナーズ物件は、住んでみたいと思いますか?」
相川 「憧れはもちろんありますが、何を優先するかによりますね。家賃も14万円で決して安くはないですし、駅から徒歩10分。コストや交通の便を求める人には、ちょっと手が届かないですね。ただ、共用庭のメリットはファミリー世帯には嬉しいと思うので、長期入居が見込める質の良い入居者から人気が集まりそうです。」
【関連記事を読む】
#子育て世帯
窓枠に後付けできる室内物干し竿 居室と調和するデザイン
※『全国賃貸住宅新聞電子版』は一部記事を除き会員限定の公開となっています