パノラマVRを不動産会社の商談で使用 成約&来店誘致率が向上

2022年07月01日

 賃貸住宅の内見用パノラマVRを制作・管理するシステムを提供するスペースリーが、不動産会社の管理や仲介営業を支援するセールスマーケティング機能を強化しています。来店顧客との商談でバーチャルホームステージング(CG家具を配置したパノラマVR)を使ったり、WEBサイトでパノラマVRを見た人の閲覧履歴を分析して、成約しやすい人を優先的に来店誘致する不動産会社が、成果を上げ始めています。

360°パノラマVR / スペースリー

商談の成約率が上がる

▲パノラマVRコンテンツを制作、編集、管理でき、賃貸管理を中心に活用されている

▲「CG家具を置いた時」「外した時」の画像をワンクリックで切り替える機能が好評

 導入企業の一社、ViVi不動産(富山市)は、来店した顧客との商談で、バーチャルホームステージングを活用しています。顧客に生活した時のイメージを膨らまさせて居室に対する関心を高め、成約率の向上につなげています。「CG家具を配置したとき」「家具なしのとき」の画像をワンクリックで切り替える機能も好評のようです。


1万円程度で制作可能

空き室で実物の家具を使ってホームステージングを行う場合、ベッドやソファなど装飾用家具を一式揃えるのに30万〜40万円掛かるうえ、運搬の手間やコストもかかります。さらに家具に傷をつけるリスクもあるため、実施する物件は販促予算に余裕があったり、特別売れ行きの悪い所に限られました。一方、バーチャルホームステージングは1万円程度で制作できるため、ハードルが大幅に下がったといいます

▲写真のようにお問い合わせなどのボタンを埋め込み、VRから外部サイトに飛ばすこともできる

 また、パノラマVRには案内用の文章や動画を埋め込むことができる営業サポート機能があり、VRを見て表示されたものを見ながら説明すれば、経験が少ないスタッフでも一通りの案内をすることができます。宅都(大阪市)では、新人スタッフの商談に活用し、成約につなげています。

部屋探しに対する関心度が高い人を簡単に見つけ出す

 反響客の中から、部屋探しに関心が高い人を見つけだし、効率的に来店誘致につなげる不動産会社もいます。

 例えば、反響があったユーザーに対して、その人専用の物件のURLを発行し、URLをクリックするだけで見れるVRデータを送ります。URLには追客用のタグを埋め込み、ユーザーが閲覧を始めたら営業担当に通知が届くようにします。営業担当はユーザーがVRを見始めたタイミングや、VRのどの部分を見たか把握できます。

 ユーザーがどの程度時間をかけて閲覧したかで、関心度を計ることができます。また、VRのどの部分を見ていたかを確認すれば、何に関心を持っているかがわかります。その部分に特徴を持つ別の物件のVRを送ったり、直接アプローチするのも有効です。関心の深さ、方向性を把握してアプローチできるため、効率的に来店誘致につなげることができるのです。

【導入企業の声】
VR内見の導入で自社付け率が2割増

エヌアセット(神奈川県川崎市)


営業部部長 上野謙さん
営業部 VR推進担当 佐藤頼人さん


 不動産仲介、管理事業のエヌアセットは、2020年3月にスペースリーのVR内見システムを導入しました。コロナ禍で来店や案内が制限されるなか、スムーズに案内業務を進めるために、導入を決めました。導入前まで4割程度だった管理物件の自社付け率が6割に上がり、売り上げは9割増と大きな成果につながりました。現在は管理物件の約8割、一般仲介物件の3割以上が、VR内見に対応するそうです。

「反響があったら、お客様のご要望に合うVRコンテンツをメールで返信します。閲覧データからお客様の興味を探り、追加でフォローメールをお送りして来店や現地案内につなげます。退去前で内見できない物件でも、過去に撮影したVRや同じ間取りの部屋のVRを見ていただくと、お客様も決断しやすいようで、成約率が高くなります」(VR推進担当 佐藤頼人さん)

新築物件でもVRは効果を発揮しています。竣工中に募集を始めるため、完成前の内覧が難しく、完成後にイメージの相違からキャンセルされることがあるのが課題でした。2020年7月に募集開始した新築物件では、内装がほぼ出できあがった頃に室内のVR撮影を行い、入居を検討中、あるいは、申し込み済の顧客に送りました。「迷われていたお客様から連絡があり『このまま現地確認無しの契約でOKです』とおっしゃっていただきました」(佐藤さん)

 「最初は社内でも本当に効果があるのか、懐疑的な見方もありましたが、VRが蓄積することで着実に効果が現れました。コロナ禍をきっかけに、顧客もVRやオンライン内見に慣れてきたように思います。コロナウイルスが落ち着いた後も、当たり前に使っていくことになると思います」(営業部部長 上野謙さん)

パノラマVRを簡単に制作できるのが、そもそものメリット

 「スペ―スリー」の本来の強みは、高品質なパノラマVRデータを簡単に制作できることです。傾きや明るさを自動補正する機能がシステムに付いており、高度な撮影技術を持たなくても、クオリティの高いVRを制作できます。また、1件3500円で請け負うVR撮影代行(一部地域)も、多くの不動産会社の間で利用が進んでいます。

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関東(東京駅から1時間圏内が目安、茨城、群馬、栃木などは個別相談)
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サービス開始から5年、7000アカウント突破

 スペースリーがVRのサービスを始めたのは2016年です。特に不動産市場に向けてVRを制作するソフトウェアの制作・販売事業を強化し、5年目に利用者7000アカウントを突破しました。現在、売り上げの7~8割を、不動産市場のパノラマVRが占めています。

【商品情報】
商品:VRと空間データ活用のプラットフォーム「スペースリー」
価格:月額24,000円〜(税抜)
【会社情報】
社名:株式会社スペースリー
設立:2013年
代表取締役社長:森田 博和
資本金:2億6796万円
事業内容:空間データ活用プラットフォームのクラウドソフト「スペースリー」/VR活用のヒントが見つかるメディア「Spacely Tips」
本社所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F
会社HP:https://spacely.co.jp/
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