手軽に外国人向け賃貸を事業化
部屋探し、契約、決済をオンラインで完結

2024年08月30日

Apartment Japan(アパートメント・ジャパン) / DID-GLOBAL

 DID-GLOBAL(ディアイディ・グローバル:大阪市)が提供する、外国人向け賃貸住宅のオンライン募集・契約システム「Apartment Japan(アパートメント・ジャパン)」は、入居できる物件の情報収集、契約、決済をオンラインで完結するサービスです。空き室情報を探すだけのポータルサイトと異なり、ホテル予約サイトのように、自国にいながら、物件検索から見積提示、契約、決済までできるのが特徴です。これにより、外国人入居希望者とのやり取りを、大幅に自動化することができます。また、サイト上で決済した契約については、家賃保証契約が自動付帯するので貸主にとっても安心です。既に外国人向けの賃貸事業を行う会社にとっては、業務効率化ツールとして、これまで外国人入居者を取りこぼしてきた貸主にとっては、手軽に外国人向け賃貸事業を始めるツールとして利用できます。

外国人入居希望者とのメールのやりとりが不要に

「アパートメント・ジャパン」は、外国人の入居希望者が日本での家探しを、自国にいながらオンラインで完結できるサービスです。ホテルを予約する時のように、情報収集、契約、決済まで行うことができます。

 例えば、外国人入居希望者は、入居期間が異なる複数の見積もりを、サイト上ですぐに手に入れることができます。従来、何度も繰り返してきたメールのやり取りが、ほぼ不要となります。

 外国人入居希望者の多くは、部屋探しの段階で、入居期間を明確に決められません。在留期間の制限により、そもそも年単位の契約を締結できないことも一般的です。そのため、不動産会社は、申込を取得するまでに、契約期間により異なる複数の見積もりを何度も作って送らなければなりませんでした。

▲エリアと入居期間を入力すると、予約可能な物件が表示される
▲賃料などのコストを自分で確認できる

 貸主と外国人の借主は、直接契約を交わします。要望に合わせて、期間を始めとする契約条件を自由に変更できるのは、そのためです。
 外国人が居室に求めるニーズは、日本人とはやや異なります。日本人には不人気な物件が、外国人の評価を集めることは珍しくありません。例えば、3点ユニットバスは日本人に敬遠されがちですが、湯船に入る習慣がない外国人にとって、それほど気になるものではないようです。また、少々駅から遠くても広い物件は、人気を集めやすいといえます。
 オーナーに支払う賃料の2倍の額で入居を決めたサブリース会社もあります。賃料設定に自由度を持たせることで、収益性を高めることができます。
 これを、人手を介して行おうとすると、契約に至るまでの間、条件や賃料に関するメールのやりとりに多くの手間を要します。入居希望者が生活する国や地域との時差があると、要する時間は一層長くなります。その間に、他所で契約が進んでしまうことは珍しくありません。


自国のクレジットカードでの決済を可能に

 外国人の借主にとって、「アパートメントジャパン」を使う最大のメリットは、自国にいながら契約・決済まで行えることです。これが実現できるのは、自国で発行されたクレジットカードで決済する仕組みを整えているからです。既存のクレジットカードを使って家賃債務保証契約を引き受けるアイ・シンクレント(東京都品川区)との提携により実現しました。
 DID-GLOBALの近藤暁子社長は「自国で発行されたクレジットカードで決済できることは、サービスの設計上、必須だと考えていました」と話します。
外国人向け賃貸やマンスリー賃貸でも、家賃保証が付くことで、家賃滞納や失踪・原状回復トラブル等の心配が軽減されます。根拠があいまいな、外国人向け賃貸に対する不安を解消することができます。

※ビジネスモデル特許取得済み

▲外国人借主は、自国のクレジットカードで決済可能

外国人への賃貸事業を新たな事業に

 これまで外国人を顧客対象としてこなかった家主やサブリース会社は、外国人向けの賃貸事業を簡単に始めることができます。家具付き、1年未満の定期借家契約のプランなど、外国人特有の事情を考慮した契約、料金設定が可能になります。

 サブリース会社だけでなく、賃貸管理会社が、予めオーナーと合意した上で物件を掲載することもできます。入居者が確定してからマスターリース契約を行い、家具を設置してから転貸する流れです。賃貸管理会社にとって収益性が高く、オーナーとの関係も深まります。新規オーナーを開拓する武器として採用する管理会社もいます。

 通常の賃貸募集と外国人向けのマンスリー募集を、同時に行うこともできます。先に進んだ方で契約すれば、年間稼働率と収益性の向上にもつながります。


実務の苦しみから生まれたサービス

「アパートメントジャパン」は、DID-GLOBALの外国人向け賃貸事業の実務経験から生まれたサービスです。同社は、外国人にサブリース物件を転貸する事業を行ってきました。その中で、時差によるやりとりの煩雑さと人材確保の難しさを実感していました。自社の業務を効率化するため、19年、システムの開発に着手し、23年11月に「アパートメントジャパン」として提供開始しました。実務の苦しみを知る同社だからこそ、提供できるサービスです。

 加盟店の数は60社(24年5月末時点)で、英語にのみ対応しています。24年秋には、外国人向け高級物件の取り扱いに特化した「Apartment Japan Luxe(アパートメントジャパン・リュクス)」のサービス開始も予定しています。



【商品概要】
商品名:Apartment Japan(アパートメント・ジャパン)
価格:応相談
※Apartment Japan及びAPJ Apartment Japanは登録商標です

【会社概要】
社名:DID-GLOBAL(ディアイディ・グローバル)
設立:2012年
代表取締役:近藤暁子
資本金:69,600,000円 (資本準備金 30,300,000円 含む)
事業内容:Apartment Japanサイトの開発及び運営、外国人のための賃貸住宅サービス、家具付き賃貸住宅の運営管理事業、不動産サブリース事業、不動産管理サービス、インターネット機器のレンタルサービス、外国人のための各種レンタルサービス
従業員数:4人
所在地:大阪市中央区内本町二丁目4番16号 オフィスポート内本町503
連絡先:電話06-6947-1128
URL:https://did-global.co.jp/
Apartment JapanのURL:https://apartment-japan.com/