外観のリノベデザインで建物の印象を刷新。空室対策を提案
2024年12月21日
建築設計を手がけるインターデザイン(大阪市)は、建物外観・共用部専門のデザインプラン「外リノ」を提供しています。空室対策のリノベーションに、同社は、外観やエントランス・ホールなどの改修を提案。街並みや環境に合わせて外観をデザインすることで、入居者に選ばれる物件をつくります。
複数物件所有のオーナー、管理会社の利用が多い
インターデザイン / 外リノ
「外リノ」は、インターデザインが、外観やエントランス・ホールなどの共用部の改修を提案する、建物外観・共用部専門のデザインプランです。 その特徴は、デザインのみを提供し、施工を一切行わない点です。同社は、デザインを提案したあと、施工事業者に指示を出し、監理を行います。
施工事業者は基本的に施主の指定事業者です。希望があればインターデザインが事業者を紹介することも可能です。料金は、デザインする部分・業務ごとに定められ、例えば、エントランスであれば、デザイン料が27万5000円、デザイン監理料が16万5000円。デザイン前の現地調査11万円・現場監理料16万5000円を合わせて合計71万5000円(いずれも税込み)。
2023年に「外リノ」を利用した賃貸住宅では、エントランスとホール・共用廊下のリノベを実施。ツートンカラーに塗装した外壁には物件名の頭文字「f」を描き、駐輪場を敷地奥に移設。エントランス前には自立式サインと植栽を設置し、建物の印象を刷新。その結果、空室だった3室に、施工後1カ月で入居者が決まり、満室となりました。
物件を複数所有しているオーナーや、管理会社からのリピート利用が多く、近年は新築物件の外観デザインの依頼も増加しているといいます。同社の小寺源太郎社長は、「立地が良くない物件は、竣工後1〜2年たつと客付けに苦戦するケースが多い。最初から外観に特徴あるデザインを採用しておくことで、建築の商品価値を上げることに利用してもらっている」と語ります。
名称:外リノ
デザイン料:(全て税別)現地目視調査、撮影、デザインコンセプト設定、コンセプトの作成10万円※必須、外観エントランスデザイン(バーチャル画像1点作成、見積用仕様書作成)25万円、ホールデザイン10万円※外観エントランスと同時依頼の場合、大規模改修時のカラーリング25万円、その他・共用部のデザイン一カ所5万円、外観エントランスのデザイン監理(施工業者質疑応答、施工図面チェック、議事録・現場進捗状況の確認、現場チェック2回着工時・竣工時)15万円、ホールのデザイン監理10万円、外壁カラーリングのデザイン監理15万円など ※詳細はインターデザインに問い合わせを
社名:インターデザイン
設立:2001年
代表取締役:小寺源太郎
業務内容:マンションリノベーションのデザイン監修、オフィス・商業ビルのデザイン監修、分譲マンションのデザイン監修、賃貸マンションの設計監理、戸建住宅の設計監理、オフィス・商業施設のデザイン監修、各種インテリアの設計監理
本社所在地:大阪市中央区南本町2-2-2風蘭ビル(旧:明治屋南本町ビル405号)
連絡先:電話06-6271-5566(平日9:00~18:00)