和室の洋室転換、5万5000円でDIY施工

2024年04月26日

　和室を洋室に転換する工事を、誰でも簡単に行うことができるパッケージ商品「ゆか上げくん」を、アーバントラスト（茨城県潮来市）が開発しました。電動ドライバーさえあれば、和室を洋室に変えることができます。パッケージ価格は5万5000円で、工期も半日で充分に終わらせることができます。

工期は半日、必要なのは電動ドライバーだけ

アーバントラスト　／　ゆか上げくん

　「ゆか上げくん」とは、畳をクッションフロアやフロアタイルを置けるようにできるDIY商品です。極端な傾きがあるケース以外、洋室に転換できます。下地がベニヤの場合はドライバー、モルタルの場合はボンドで固定します。必要な工具は電動ドライバーだけです。

洋室転換工事は、一般的に、2日間で15万円程度を要しますが、「ゆか上げくん」は5万5000円で購入でき、工期も半日あれば充分です。

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部屋の寸法を送れば、ジャストサイズのキットが届く

　転換したい部屋の寸法に合わせて作った「ゆか上げくん」が届きます。古い物件の場合、部屋の四辺が歪んでいる場合がありますが、必ず部屋におさまる状態で提供できるのが特徴です。

１・居室の採寸を行う（四辺、畳を外した状態での高さ）

四辺の採寸

厚みの採寸

２・申込ページに四辺、厚みの高さなどを入力する

３・居室の大きさにあった「ゆか上げくん」が届く。

４・床に敷いて固定する

固定するだけなら20分。パテで隙間を埋める場合は、2時間程度。
※不陸（キット同士の段差）とキット同士の間に隙間ができるため、パテ埋めを推奨

５・パテが乾いたら、クッションフロア・フロアタイルを敷いて、洋室に早変わり

　「ゆか上げくん」は、主に築古の賃貸物件を所有するDIYに積極的な家主が使用していますが、管理会社からの問い合わせも増えています。電動のこぎりなど難易度の高い道具を使うことなく、身近にある道具で簡単に施工できるように工夫されているので、DIYに関心がある人なら誰でも手軽に作業ができます。

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「和室が減収原因・・・」家主の悩みを解決

　アーバントラストの親会社は、創業48年の内装会社です。管理会社から年間300件以上の賃貸リフォームも受けています。人手不足でなかなか工事が進まない業界の状況を変えることがしたいと、2019年、アーバントラストを創業しました。賃貸市場に向けて、オーナーがDIYで施工できるキットや施工できるノウハウの提供を行っています。

　アーバントラストでは、賃貸市場に向けて、オーナーがDIYで施工できるキットや施工できるノウハウの提供を行っています。

１・賃貸オーナー向けにDIYの知識、技術、商材を販売するアプリ「マイハーズマーケット」の運営

２・全国のオーナーに呼ばれて、DIYの施工研修会を実施

３・不動産投資セミナー

　これらの事業を通じ、創業から2年で2200人以上の個人家主と繋がりました。家主と直接関わる中で、「和室が賃貸経営の減収要因になっているので、洋室に変えたい」という相談を寄せられることが多くなり、手軽に洋室に転換できる「ゆか上げくん」を開発しました。