ポータルサイト内で間取りを3Dで提供　　広さや位置関係もわかる

2022年02月02日

　不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」を運営するLIFULL（東京都千代田区）は、2021年10月より、サイト内で物件の間取りを立体的に閲覧できる「LIFULL HOME’S 3D間取り」の提供を始めました。3DデータはAIを使って自動生成されるものです。

不動産会社は料金不要。オンラインの情報が充実

LIFULL／LIFULL HOME’S 3D間取り

　「LIFULL HOME’S 3D間取り」は、物件ページの下部に設置しているバナーをクリックすると、閲覧していた物件の間取りを3D（3次元）で見ることができるサービスです。壁や部屋の区切り、奥行きの確認が可能で、3Dマップ内のカメラマークをタップすると、実際の写真データが表示されます。例えば、キッチンスペースに設置されたカメラマークからは、物件に実際に設置されているキッチンの写真を見ることができます。

　同社は、オンラインで提供する情報をより充実させることで、「LIFULL HOME’S」を介した成約率の向上を図ります。3Dデータは、物件情報を掲載する不動産会社が入力した間取り図から自動生成。サイト内のサービス拡充を目的としているため、不動産会社が利用するのに料金はかかりません。間取り図や物件写真の質が高まるという効果も期待できます。

　現在、同サイトに掲載されている約400万の物件のうち、半分でこの3D間取りを自動生成可能とのこと。掲載元の不動産会社の許可を取った後、3Dでの展開を始めるそうです。