家主向けに収益向上プランを示すデータサービス

2020年07月21日

『prop TREE（プロップツリー）』は、不動産のビッグデータを活用した、データ提供サービスです。対象住所から一定範囲内の同種のマンション物件を抽出し、独自の手法で単価の観点から効果的なパラメーターを探し、決定木の形式で収益アップのプランを表示するものです。

不動産ビッグデータを活用し分析

Propre　Japan／prop TREE

　不動産検索エンジンの運営を手掛けるPropre Japan（プロパージャパン：東京都港区）は、物件の所在地、間取り、築年数を入れると決定木の形式で収益アップのプランを表示する『prop TREE（プロップツリー）』を展開しています。

　同社は世界17カ国から1日に1600万件以上の不動産情報を収集。『prop TREE』は、蓄積してきた膨大な不動産データベースを活用します。必要な情報を入力し、賃貸か売買を選ぶと、その対象となる物件の賃料や売買価格など、収益に影響が大きいキーワードが順に上から表示されます。例えば一番上にバス・トイレ別が表示されれば、その物件の価格に大きく影響が出るのは、バス・トイレが別かどうか。それぞれの場合の1㎡当たりの平均賃料や価格を表示し、その価格の分母となる物件数も一緒に表示されるため、キーワードを満たしている物件と満たしていない物件の数もわかり、だいたい第４段階までの決定木が表示されます。

　この『prop TREE』を特に賃貸経営をしているオーナーが賃料アップや空室率を下げるためのリノベーションを検討する際に利用できます。入居ターゲット層ごとにどのようなリノベーションをすれば効果があるのかを客観的に確認でき、費用対効果の高いものに絞り込むことができるからです。