集合住宅の入居者間交流アプリ 賃貸住宅への展開も視野に

2021年07月01日

 アプリ開発を手掛けるクレヨン(東京都練馬区)は、入居者間で情報発信ができるコミュニケーションアプリケーション『GOKINJO(ゴキンジョ)』を1棟約200世帯の分譲マンションに提供しています。今後は賃貸住宅への展開も視野に入れているそうです。

▲『GOKINJO』では近隣の情報について他のユーザーに聞くことができる

アプリで情報・モノ・スキルを交換し生活を便利に

クレヨン / GOKINJO

 アプリ開発を手掛けるクレヨンは、入居者間のコミュニケーションアプリケーション『GOKINJO』を1棟約200世帯の分譲マンションに提供しています。入居者はこのアプリを使って、近所に新しくオープンした店舗などの情報発信、食品などの共同購入の相談、使っていない商品の譲渡に関するやり取りなどができます。集合住宅入居者限定という信頼空間の中で、暮らしの利便性を高めることができます。

 アプリを開いたり情報を発信したりするたびにポイントが付与され、最もポイント数が多かった入居者には洗剤などの賞品がプレゼントされるなど、アプリを開きたくなる仕組みがあります。アクティブユーザーを増やすことで、アプリ上のやり取りを促進します。マンション間の問題についてもチャット内でやりとりができるため、これまで忙しく理事会などに参加できなかった入居者でも積極的に発信することができます。

 森屋千絵取締役は「昨今は、近所同士の関りが薄く、子育てや介護の場面にて住民同士の助け合いができていないと感じる。適切なコミュニケーションを、まずはマンション単位で取れるようにしたい」と開発意図を話します。現在200を超えるアカウントが発行済みで、そのうちの約9割が月に1回はアプリを開き、情報の確認や発信を行っています。今後は賃貸住宅への展開も視野に入れているそうです。

【商品概要】
名称:GOKINJO
価格:ユーザーのアプリ利用は無料

【会社概要】
社名:クレヨン
設立:2018年
代表者:森屋大輔
事業内容:ソフトウェア開発、コミュニティ支援
本社所在地:東京都練馬区富士見台2-39-17
連絡先:問い合せフォームにて