都内に新築学生寮オープン、交流を求める学生が集う

2023年03月24日

 学生寮・社員寮を展開する共立メンテナンス(東京都千代田区)が、23年4月に東京都豊島区に学生寮『ドーミー大塚』をオープンします。2月上旬には満室となっています。4月から大学などに進学する学生を中心に成約しています。

▲全101室あり、4階から10階がドーミー大塚となっている(イメージ図)

リアルコミュニケーションを求める学生が増加

 共立メンテナンス / ドーミー大塚

 入居募集は、22年9月から開始していました。地方から東京都内の学校へ、進学をきっかけに上京する学生を中心に問い合せや申し込みがあったとのこと。20校以上の大学や専門学校などの教育機関と提携し、提携先の学校寮としての機能を持っています。オープンキャンパスなど、学校内で直接『ドーミー大塚』について説明する機会も設けていました。寮事業本部学生第3事業部中谷信太郎部長は「21年と比べて22年は東京へ上京する学生が増えた。今後は留学生も増える見込みのため、学生寮のニーズは高い」と話します。

▲ダイニングルームの窓際カウンター席には、コンセントが完備(イメージ図)

 物件の設備面では、共有部を多く設けることで、学生同士の交流が盛んになるように配慮しました。コロナウィルスの影響でオンライン授業が増えた経験を持つ学生の多くは、リアルコミュニケーションを希望するそうです。多目的ルームは、学生が集まって学習や会話などが出来るように広く設けられています。

 『ドーミー大塚』では、内装デザインに営業スタッフが携わりました。これまでは、 営業スタッフが内装に関わることはほぼなかったが、今回は、内装協力会社との協議に参加。クロスや家具を営業スタッフが選定したことで独自性を持たせることができたことに加え、社員が物件の強みを理解することにも繋がったようです。

【商品概要】
名称:ドーミー大塚
オープン日:2023年4月(新築)
入居者対象:学生
所在地:東京都豊島区南大塚二丁目35番1号
建物:1階(ビルオーナー及びドーミー大塚エントランス)、2階~3階(ビルオーナーオフィス)、4階~10階(ドーミー大塚) アクセス:東京メトロ丸ノ内線「新大塚」駅徒歩約4分、JR山手線「大塚」駅徒歩約5分、都電荒川線/東京さくらトラム「大塚駅前」駅徒歩約5分
居室数:101室(女性専用フロア有)
共用設備:ダイニングルーム、ランドリールーム、多目的ルーム、駐輪場、キッチンコーナー、ラウンジ、メールボックス、宅配ボックス、Wi-Fi
館費:94,100円~/月(食事別)、111,500円~/月(食事込)

【会社概要】
社名:共立メンテナンス
設立:1979年
代表取締役社長:中村幸治
資本金:79億6,498万円 ※2022年3⽉末現在
事業内容: 寮事業、ホテル事業、シニアライフ事業、PKP事業(自治体向け業務受託)など
従業員数:5,639名(連結)※2022年3⽉末現在
本社所在地:東京都千代田区外神田2丁目18番8号
連絡先:首都圏 学生会館事務局 電話:0120-88-1030