警備会社が入居者の見守り 非常時に10分で駆け付け

2023年01月11日

 東急セキュリティ(東京都世田谷区)は2022年9月より、入居者見守りセキュリティーサービス「SAFE-1(セーフワン)」を展開しています。人感センサーを内蔵した端末をリビングなどに設置し、24時間以上人の動きが検知できなかったときなど、同社の警備員が10分をめどに駆け付けます。端末には通信回線が内蔵され、特別な設置工事は不要です。

▲手のひらサイズの端末に人感センサーや通信回線などを内蔵

既存の警備インフラを生かした、地域密着型サービス

東急セキュリティ / SAFE-1

 東急グループでビルや商業施設の警備を手がける東急セキュリティは、賃貸住宅や一般住宅向けの見守りサービス「SAFE-1」を展開しています。人感センサーを内蔵した端末をリビングなどに設置すれば、24時間以上人の動きが検知できなかった場合や、本体についている非常ボタンが押されたときに、同社の警備員が10分をめどに駆け付けます。

 入居者が家を留守にするときには、人感センサーが侵入者を検知した際に警備員が駆け付けるホームセキュリティーに切り替えることができます。端末には通信回線が内蔵されており、単3形乾電池4本で駆動するため、特別な設置工事は不要です。

 自動駆け付けサービスの提供エリアは、東京都と神奈川県にまたがる東急電鉄沿線21市区に限定。このエリアには半径2.5㎞に1カ所の割合で警備員の待機所があり、既存の警備サービスのインフラを生かし、迅速な駆け付け対応で見守り・防犯需要を取り込んでいます。システム警備事業部の盛田禎二課長は、「高齢者の入居促進や空き家への防犯対策などに役立ててほしい。年間で1000件の販売を目指す」と語ります。

【商品概要】
名称:SAFE-1
費用:初期登録費5500円、自動駆け付けサービス込みの月額契約料金3278円(税込み)、別途警備員駆けつけ5500円/回 ※緊急連絡先への連絡のみのプランもある
端末サイズ:高さ10cm、幅13cm、奥行3cm
機能:非常ボタン・安否確認センサーあり
設置:端末にSIMを内蔵しているので電話回線やWi-Fiは不要
自動駆け付けサービス提供エリア:東京都と神奈川県にまたがる東急電鉄沿線21市区
その他:カメラではないのでプライバシーは保たれる、介助行為・医療行為を行うサービスではない、契約期間5年間(以降は1年毎の自動更新)
【会社概要】
社名:東急セキュリティ
設立:2004年
代表取締役社長:下形和永
資本金:1億円
事業内容:機械警備業務(※ご契約先に設置した防犯センサーなどから送られてくる異常信号を管制センターがキャッチ。この通報をもとに管制センターが状況を判断、警備員をご契約先に急行させる。必要に応じて警察・消防・ガス会社などに通報し、契約先に迅速で適切な処置を講じる)、施設警備業務、巡回警備業務、上記警備業務に付随する物販・サービス
本社所在地:東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー21F
連絡先:電話03-6866-7101(代表)