専用アプリで使用や支払いが完結する EV充電サービス

2022年05月18日

「WeCharge(ウィーチャージ)」は、電気自動車(EV)充電サービスです。その特徴は、充電器の販売ではなく、一般的なEV用コンセントを制御して、専用アプリによる課金・運用を可能にしていること。集合住宅にも導入しやすくなっています。

▲車両に付属するケーブルをEV用コンセントに差し込んで充電
▲コンセントにあるQRコードを専用アプリで読み込んで充電を開始

一般的なEV用コンセントを制御して運用できる

ユビ電 / WeCharge

EV充電サービス「WeCharge」は、ユビ電(東京都渋谷区)が提供しています。大きな特徴は、充電器を販売しているのではなく、「WeCharge HUB(ハブ)」を通して一般的なEV用コンセントを制御し、専用アプリによる課金・運用を可能にしている点です。

利用者は、コンセントに添付されたQRコードを専用アプリで読み込むことで充電が始まります。専用アプリと車両に付属している充電ケーブルがあれば、自宅の物件以外の「WeCharge」対応スポットでも充電可能です。決済は、専用アプリ上で登録したクレジットカードで行います。「WeCharge」を導入している物件のオーナーには、利用された電気料金の相当額がユビ電から支払われる仕組みです。「WeCharge」対応のコンセント1つを導入する場合、施設規模によって開きがありますが、充電設備本体、「WeCharge HUB」、電気工事費を含めて30~60万円程度です。

一般的に、高速道路などの急速充電の設置が先行していますが、集合住宅における充電設備の拡充に課題がありました。「WeCharge」の場合、200Vのコンセントに車両付属のケーブルを挿すだけで充電が可能で、高額な充電器を設置する必要がないため、集合住宅にも導入しやすくなっています。ユビ電の山口典男社長は「集合住宅を中心に夜間など駐車時間を活用したEV充電の環境を広めていきたい。加えて、宿泊施設など外出先でも充電できるよう環境を整え、どこでも自分の電気を取り出せるような未来を目指し、幅広い普及を目指す」と話します。

【商品概要】
名称:WeCharge
価格:※導入費用の詳細はユビ電に問い合せを ※利用料の清算は基本的に6カ月に1回、毎月戻す有料のオプションもある
充電利用料金:5プランあり。【Basic】月額0円、都度課金プラン(55円/1kWh相当、200V/16A/3.2kWh相当、176円/1時間)、【Short】月額1100円(走行距離目安225km/月)、30kWh相当まで定額、超過料金49.5円/kWh相当、【Middle】月額2200円(走行距離目安525km/月)、70kWh相当まで定額、超過料金44円/kWh相当など ※すべて税込み ※EVの交流電力消費率(電費)は7.5km/1kWhで定額内目安を提示。実際の電費はEVによって異なる

【会社概要】
社名:ユビ電
創立:2019年
代表取締役:山口典男
資本金:1億1800万円(資本準備金含む)
事業内容:充電サービスの管理・運営、環境価値創出事業
本社所在地:東京都渋谷区神南1-5-6H1O渋谷神南608
連絡先:info@ubiden.com