スマホで入居審査可能 6段階評価で審査結果表示

2021年09月13日

 不動産賃貸借の入居審査サービスを提供するCIS(シーアイエス:東京都品川区)は、審査機能付き電子入居申込システム「スマートAPI(エーピーアイ)」を管理会社向けに販売しています。入居希望者の個人情報により、同社でスコアリングとランク付けを行い、管理会社に審査結果が届くという仕組みです。

▲入居申込が非接触ででき、管理会社は審査結果がすぐにわかる
▲「スマートAPI」の審査画面のサンプル

滞納リスクを回避し、自社審査で柔軟な契約もできる

CIS / スマートAPI

 管理会社向けに開発・販売された、審査機能付き電子入居申込システム「スマートAPI」は、2021年8月現在、約300社で導入されています。入居申込を行う入居希望者は、QRコードをスマートフォンで読み取ってシステムにアクセスし、氏名や勤務先など個人情報を入力するだけ。会員登録の必要はありません。入力内容によって、その後の設問が自動で変わります。その情報を同社に蓄積された滞納率のデータや官報の破産情報などと照らし合わせ、入居者のスコアリングとランク付けが行われます。

 スコアは1000点満点、ランクはAからDマイナスまでの6段階評価で表示されるため、管理会社はひと目で審査結果を把握できます。単純な加算方式ではなく、同社のこれまでの入居審査により蓄積されたデータやノウハウを用いて多角的に評価を行うのが強みです。システム利用料は月額3300円、1件あたり330円。

 家賃債務保証会社に審査を任せる管理会社が多いものですが、自社で入居審査を行うことで、契約内容や敷金の設定金額を変更するなどの対応が可能になります。滞納リスクを回避しながら、幅広い入居者の受け入れにもつなげることができます。竹本泰三取締役は「他社との差別化になるだけでなく、大事な資産である物件を管理するうえでオーナーからの信用にもつなげることができる。入居者の属性を確認することで、より安心・安定した賃貸経営に貢献したい」と話します。

【商品概要】
名称:スマートAPI
価格:<システム導入費>月額3300円、1件あたり330円(税込)
その他:<不動産管理会社へ届く情報>信用スコアとランク付け、滞納発生確率(1年/3年)、特別注視情報(反社会情報・反社会に準じる犯罪歴照会)、官報情報(破産、失踪情報)、滞納履歴情報、賃貸借違反履歴情報

【会社概要】
社名:CIS
設立:2017年
代表者:大野拓哉
資本金:1000万円
事業内容:インターネットを利用した信用情報の収集・提供・照会業務、不動産賃貸借契約にかかる各種リスク評価 連絡先:電話0570-080-330(代表)