施工費用を2割削減した リノベーション事業を開始

2021年09月13日

 リノベーション工事と建設テックを手がけるa-tech(エーテック:東京都港区)は、工期を短縮し、通常かかるコストを2割程度抑えるデザインリノベーション事業を展開。「自社大工の多能工化による工費圧縮」などで、生産性の高い賃貸リノベーション事業を実現しています。

▲a-techが改修した1968年築のワンルーム
▲築古物件の1階だが、無垢床や造作キッチンなどを入れて住みたい要素をプラス

自社大工の多能工化により工費圧縮が可能

a-tech / デザインリノベーション事業

 a-techが進めるデザインリノベーション事業は、工期を短縮し、通常かかるコストを2割程度抑えることができます。その理由は「自社大工の多能工化による工費圧縮」と「施工管理の手間削減による現場経費カット」ができるからです。

 建設業界では、それぞれの職人が専門職種を持って仕事を行うのが通例です。例えば、電気工事やエアコン工事などは大工が行わず、それぞれの専門職人が担当。たとえ3時間程度で終わる作業であっても1人あたり1日単位で請求するため、それぞれの専門職人にコストがかかっています。そこで同社は、自社の大工が賃貸リノベーションで必要となる電気工事や補修工事など複数の作業を行えるように教育をすることで職人1人あたりの作業量を増やし、作業を担当する人数を減らすことができるようにしました。また、自社開発した施工管理アプリを利用することにより、現場監督がリモートで複数の案件を担当できるようにすることも、コストカットにつながる戦略だといいます。

 板坂宜昭社長は「現場監督が現場に一度も行かない働き方を目指し、IoTを駆使した未来型の現場をつくる」と語ります。板坂社長は、現場への移動が不可欠な状況で作業にあたる職人が時間を犠牲にするような働き方をせず、生産性の高い賃貸リノベーション事業を実現するためにa-techを立ち上げました。今後は、同社で構築した仕組みを利用し、全国展開を視野に入れているそうです。

【商品概要】
名称:デザインリノベーション事業
価格:詳細はa-techに問い合せを

【会社概要】
社名:a-tech
設立:2020年
共同創業者 代表取締役:板坂宜昭
資本金:1000万円
事業内容:リノベーション事業(リノベーションによる物件のバリューアップを提案)、IT・テック事業(リノベーション工事の効率化ツールの開発)
本社所在地:東京都港区赤坂2-17-73 赤坂エムアイビル 4F
連絡先:問い合わせフォームにて