利用急増中!シェアサイクルのポート設置で入居者満足度向上 管理費用、手間もかからない、空きスペース活用術

2025年06月27日

 NTT系列のドコモ・バイクシェア(東京都港区)が、東京区部(※1)の賃貸住宅を中心に、シェアサイクルのポート設置を進めています。地域住民の新たな移動手段として活用されているサービスは、物件の価値向上につながります。オーナーの費用負担はゼロ、マンションやアパートの空きスペースに設置することで、収益も見込めます。

※1 千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・墨田区・台東区・江東区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・練馬区・杉並区


入居者の利便性を高める「ドコモ・バイクシェア」とは?

 ドコモ・バイクシェアとは、乗りたいときに借りて、行きたい場所で返せる自転車のシェア(共有)サービスを提供する企業です。物件の空きスペースを活用してポートの設置をすることで、土地の有効活用だけでなく物件価値向上に貢献しています。ドコモ・バイクシェアの自転車は、カゴ付きで乗りやすく、安全性の高い電動自転車なので、老若男女問わず乗ることができます。スマホアプリでの操作、または1日パスやICカードをかざすだけで、24時間いつでも利用可能。借りた場所に戻さなくても、目的地近くのサイクルポートで返却ができます。

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▲街中での移動に快適なシティタイプの電動自転車

 自転車2台分から100台規模まで設置可能です。最小設置スペースは幅120cm×175cm。空きスペースに応じて、専用ラック設置の可否についても確認した上で、様々な設置方法を提案します。

具体例1:マンション横植栽スペース/7台設置/専用ラックあり/45度置き

具体例2:商業施設/90度置き

ポート設置工事は約30分で完了し、電源工事やアンカー打ちは不要です。撤去も簡単で、いつでも原状回復ができます。

対応エリアは、東京都内(協定締結済みの16区)、神奈川県(横浜市と川崎市)、大阪、広島、仙台の主要エリアほか、全国で展開中です(※2)。自治体との協定により、駅前など利用が集中するエリアに大型ポートが設置されている場合もあり、利便性の高い交通ネットワークが形成されています。

※2 詳しくは会社概要のURLをご確認ください


オーナーの費用負担ゼロ、管理の手間も不要

 設置において、オーナーの費用負担は一切ありません。利用回数に応じた収入も得ることができます(固定収入プランもあり)。

 契約締結から1〜2ヶ月以内に設置可能です。ポート設置から、メンテナンス・バッテリー交換・問い合わせ対応まで、すべてドコモ・バイクシェアが対応。定期的な巡回・清掃も行うので、管理の手間がかかりません。人の手による再配置(利用が見込まれるにもかかわらず借りられる自転車の数が少ないポートに、ほかのポートから自転車を配置する業務)も実施しています。

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▲自転車の配置作業やバッテリー交換をドコモバイクシェアが行う

 未活用の空きスペースにポートを設置することで、物件の差別化と価値向上が実現します。特に駅から徒歩15分以上の物件では、新たな交通手段として入居者の利便性を大きく高めます。不動産ポータルサイトには「ドコモ・バイクシェアサービスあり」と記載することで、物件の魅力を効果的に訴求できます。

 物件における放置自転車問題の解消や、自転車管理業務の負担軽減といった実務面でのメリットもあります。横浜市や港区では、一定規模以上の共同住宅に義務付けられている駐輪場の最大2割をシェアサイクルポートで代替できる可能性があります(諸条件あり)。


実用性と安全性にこだわり、利用回数は市場No.1

 ドコモ・バイクシェアの自転車は、老若男女誰もが使いやすい車体設計が特徴です。カゴ付きで荷物も運べる実用的なデザインながら、安全性にも細部までこだわっています。設置においては消防法を遵守した基準を採用し、駐輪台数制限機能により自転車の溢れを防止して周辺景観も維持します。

 利用回数はバイクシェア市場最多となる累計1億回を突破し、年間では2400万回も利用されています。早期からのサービス提供と自治体との強固な連携により、広く認知され愛用されているサービスです。

 2025年春には、漕がずに移動できる、新しいモビリティの実証実験も開始しました。電動アシスト付き自転車と同じ感覚で乗車できる、特定小型電動機付自転車です。運転免許証(第1種もしくは第2種)の保有者のみが利用可能。車道通行の知識と技術がある人に限定することで、歩行者や車と調和する、安全な移動手段を提供します。

▲車道走行専用の特定小型電動機付自転車


【導入物件の声】

借り手のない空き駐車場を有効活用
朝の出勤時間帯はフル稼働「もっと台数を増やしたい」

オーナー:マハタリジャパン 遠藤さん

▲駐車場1台分のスペースを転用

物件概要

物件名:サガラマンション
所在地:文京区大塚4丁目
アクセス:丸の内線 新大塚駅 徒歩7分
築年数:築39年
建物:RC3階建て(単身者むけ8世帯、ファミリー向け1世帯)
導入年: 2022年
設置台数: 5台

ーー入居者層について教えてください。

遠藤さん:単身者向けの部屋は20~50代の働いている方々です。3階部分のファミリー向けの部屋には、若い夫婦と子どもが住んでいます。

ーーどんな場所に、何台設置していますか。

遠藤さん:敷地内に駐車場が2台分あるのですが、うち1台分のスペースをドコモ・バイクシェアの駐輪場に転用しました。現在5台設置しています。

ーー導入したきっかけを教えてください。

遠藤さん:不動産仲介会社さんの提案です。車を入れにくく、借り手が見つかりにくい駐車場だったので、いい提案だと思いました。また、この辺りは坂が多い地域なので、電動自転車の需要があります。電動自転車を使えばJR山手線の大塚駅、都営地下鉄三田線の千石駅、東京メトロ有楽町線の護国寺駅にもアクセスできるので、入居者にとって便利だと思い、導入を決めました。

ーー導入に際して、不安はありましたか。

遠藤さん:心配はゴミの問題でした。実際、導入してまもない頃、敷地内にペットボトルなどが落ちていることがありました。その件でドコモ・バイクシェアさんに連絡したところ、すぐに駆けつけて清掃してくれました。今では巡回清掃をしてくれており、ゴミを見かけることはほとんどありません。

ーー申し込んでからどのくらいで設置されましたか。

不動産仲介会社さんを通して依頼してから一カ月後です。工事の時のオーナー立ち合いは不要でした。

ーー利用状況はどうですか。

遠藤さん:ドコモ・バイクシェアは認知度が高いため、入居者への周知は不要でした。近所の人も含め、毎日利用されています。特に朝の出勤時間帯はすぐになくなってしまうほどです。前カゴが広くて荷物を運びやすく、駅周辺に返却しやすい場所があるので、便利なのだと思います。

ーー導入してのご感想をお聞かせください。

利用者が多く、収益にもなるので、導入してよかったと感じます。近いうちにもう5台増やして、合計10台にする予定です。デッドスペースを有効活用できたので、個人的にはすごくよいサービスだと感じています。


行政や他社シェアサイクル事業とも連携

 ドコモ・バイクシェアは、2011年のサービス開始以来、10年以上の実績と信頼があります。行政との強固な連携による公共性の高いサービスです。
ユーザーにとって使いやすい設計と運用体制、そして徹底した安全管理と定期的な点検・整備を実施。交通渋滞の緩和や移動性の向上などの地域課題の解決や、社会インフラとしての役割を果たしています。

 ソフトバンクグループのOpenStreet(オープンストリート:東京都港区)のシェアサイクル事業「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」との業務提携も開始。2025年6月2日から共同ポートを開始しました。今後さらなる利便性向上を目指します。

 ドコモ・バイクシェアでは、ポート設置場所を募集しています。ポート設置にご興味のある方は、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
 また、設置場所の地権者さまをご紹介いただくキャンペーンも実施中です。成約した場合、ご紹介者さまに紹介料として10,000円をプレゼントいたします。ぜひお問い合わせください。

【商品概要】
サービス名:ドコモ・バイクシェアサービス
設置費用:無料

【会社概要】
会社名:ドコモ・バイクシェア
事業内容:シェアサイクル事業「ドコモ・バイクシェア」の運営
設立:2015年
本社:東京都港区虎ノ門3−8−8 NTT虎ノ門ビル6階
URL:https://docomo-cycle.jp/
お問い合わせ:dbs-area@ml.d-bikeshare.com