シェアハウス入居者へ報酬 人材確保に期待

2020年11月06日

 Hidamariはシェアハウスの運営業務を手伝った入居者に対し、報酬を支払う『フェロー制度』を導入しました。コロナ禍で仕事を失った入居者の収入源とするだけでなく、シェアハウス運営のノウハウを学ばせることで、ゆくゆくは社員として雇用します。

Hidamari / フェロー制度

 シェアハウスを300室管理するHidamari(ヒダマリ:熊本市)はシェアハウスの運営業務を手伝った入居者に対し、報酬を支払う『フェロー制度』を6月に導入しました。現在一人の入居者がフェローとして運営をサポートしています。

 コロナ禍で仕事を失った入居者の収入源とするだけでなく、シェアハウス運営のノウハウを学ばせることで、ゆくゆくは社員として雇用することも視野に入れています。『フェロー制度』では、内見案内、業者対応、退去立ち会い、定期巡回、イベント時の撮影といった業務を委託。例えば、1回の内見案内で3000円、成約となれば1万円を追加で支給されます。内見が行われる物件と時間はアプリのメッセージ機能で周知されるため、フェローは自分が住む物件からの距離や、予定を確認した上でオファーを受けるかどうか検討することができます。

 フェローはコミュニケーション能力や、時間に余裕がある入居者の中から同社が選定しています。自社のスタッフではなく、入居者が内見案内をすることで、シェアハウスの雰囲気や住んでいる入居者の様子を内見者に伝わりやすくなることも狙いの一つです。案内時にはシェアハウスに住みたい理由や、休日の過ごし方、職業などをヒアリングし、入居後に内見者と住人が良い関係を築くことができるかを確認しています。

【商品概要】
名称:フェロー制度

【会社概要】
社名:Hidamari
設立:2012/02/08
代表取締役:林田直大
事業内容:空き家の活用、シェアハウスの運営・管理、シェアハウスのプロデュース、ウェブ制作
本社所在地:〒860-0807 熊本県熊本市中央区下通1-12-27 CORE21 下通ビル5F