戸建て中古物件をプロデュース、シングルマザー向けシェアハウスへ

2023年04月17日

　空き家相談窓口運営を行うJKAS（ジェイカス：大阪市）は、神奈川県エリアの北鎌倉に位置する中古一戸建ての、働くシングルマザー向けシェアハウス「看門寮(かんもんりょう)」へのリノベーションをプロデュースしました。シェアハウスの管理は地元不動産会社の新川屋（神奈川県横浜市）が行います。

家具家電付き、近隣には保育施設が充実

新川屋・JKAS（ジェイカス）　／　シェアハウス「看門寮」

　 元々は一戸建て賃貸として運用されていた同物件は、100坪以上の敷地面積があります。戸建て物件以外での活用を考えた際に、駅からの好アクセスや、近隣の保育施設の充実度から、働くシングルマザー向けシェアハウスとしての運営を目指しました。

　リビングなどの共用部は、床暖房を完備。子どもが床に座って遊んでも寒くないように配慮したそうです。また、キッチンや洗面所も広く整えることで、親子で利用しても余裕がある空間にしたとのこと。その他に、24時間利用可能なリモートワーク向け防音室もあり、オンライン会議などでの利用を想定した設備もあります。

　シェアハウス運営にあたり、管理を行う新川屋は、シェアハウスのプロデュース実績のあるジェイカスに入居者目線の設備や細かなルール作りを依頼しました。ジェイカスのマネージャー安藤明子さんは「シェアハウスは、通常の賃貸物件とくらべて共用部のルール作りが重要。貸主、借主の双方が快適な環境を目指す必要がある」と話します。現在、入居希望者以外にも、行政や不動産関係の企業から問い合わせが集まっているとのこと。