オーナー側で利用者を制限できる駐車場シェアリングサービス

2022年04月28日

駐車場のシェアリングサービスを運営するakippa（アキッパ：大阪市）は2022年3月、「akippa private（プライベート）」の提供を開始しました。マンションの入居者など指定した利用者にのみに駐車場の貸し出しを行えるので、第三者への貸し出しに抵抗があったオーナーも、空き駐車場の有効活用ができます。

第三者に貸し出すリスクを軽減、空き駐車場を有効活用

akippa　／　akippa Private

akippaは250万人以上が会員登録をしている駐車場シェアリングサービス「akippa」を運営しています。同サービスで登録されている駐車場はすべての会員が利用可能であり、これまで、オーナー側で利用者を制限することができませんでした。

新たなサービス「akippa private」は、登録された駐車場は、専用のQRコードかURLからのみ予約ページへとアクセス可能。URLを知らない一般の会員は、アプリ上で該当駐車場が表示されない仕組みとなっています。このため、駐車場を所有するオーナー側はマンションの入居者や施設の利用者にのみQRコードを配布するなどで、駐車場の利用者を制限できるようになります。利用者は「akippa」に無料会員登録をするだけで、アプリ上から駐車場の予約・利用ができます。また、オーナーは、誰が駐車場を利用しているかを管理画面に表示される部屋番号などから識別することが可能です。

集合住宅のオーナーや入居者は、空いている駐車場を活用したいと思っていても、第三者に貸し出すのはリスクがあると感じていることも多いものです。同サービスを利用することで、例えば来客用駐車場などとして駐車場を有効活用できるようになります。万が一、利用者によるトラブルが起きた際の一次対応はakippaが行うため、オーナーにとって手間を増やすことなく最小限のリスクで空き駐車場の運用が可能です。同社のOwner success Groupの大塚康広グループ長は「空き駐車場さえあれば、初期費用は一切発生しないサービスとなっている。今まで外部への貸し出しをちゅうちょしていた駐車場を活用するきっかけになってほしい」と話します。