築30~40年の物件を「ニューノーマル」へ 時代に合わせた賃貸リノベーション事例5選
2022年02月12日
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物件の築年数が30~40年になると、築年数の古さを感じさせない現代の生活様式に合わせたリノベーションが必要になってきます。今回は入居希望者のニーズに合った最新の生活様式のリノベのお部屋です。
『全国賃貸住宅新聞 電子版』のリフォーム・リノベ記事を、キッチンスペシャリストの相川さんが独自の視点でピックアップ、家主ライター米山さんのインタビューでご紹介します。
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――はじめまして、このコーナーの取材を担当する米山です。家主をしているのでどんなお話が聞けるのか楽しみです!相川さん、今回このテーマを選んだ理由を教えてください。
はじめまして、よろしくお願いします!物件検索サイトを見ていると、築30~40年の物件が増えてきたように思います。賃貸物件検索サイトに掲載されている写真から新しい設備やお部屋のデザイン性が分かると、入居者の関心を引き、賃貸募集をしやすくなるので、リノベーションの事例をピックアップしてみました。
――では、1つ目の記事を見ていきましょう!
部屋の内覧で感じるのは体温とにおい
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家主さんが賃貸物件のどこにお金をかけるか想像した時に、お部屋の設備にお金をかけることもあると思いました。住む人にとってお部屋の寒さはストレスになります。そのため、入居希望者はお部屋が断熱に力を入れているかどうかが気になります。
――北向きの部屋だと特に断熱は気になります。
はい、部屋の寒さは実際に訪れないと分からないですね。内覧時に気になるのがカビや換気です。オンライン内見が増えてきていると聞きますが、それでも実際にお部屋を内覧して体温とにおいを体で感じたいという入居希望者は多いと思いますね。
洋服屋さんやアトリエのような居住空間
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画像から物件を選ぶ人が増えています。この記事を見た時に、住むための物件だけれども、どこかの洋服屋さんやアトリエみたいと思いました。こういった居住空間が好きな方が入居を希望されるでしょう。築約50年経っている物件でも、リノベをすることで以前とはまったく違う部屋模様にすることができます。
――RC構造だと、木造や軽量鉄骨造に比べてリノベの幅は広いのでしょうか?
はい、RC構造は柱が少ないので、大幅な間取りの変更などのリノベがしやすいです。
家事がしやすい、女性目線のリノベ
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家事がしやすいように、女性目線でリノベされた事例ですね。最近ではキッチンをリビングに入れるケースが多いです。レストランでも客席から厨房が見えるのが流行っているのと同じ感覚です。
――リビングで遊んでいる子どもを見ながら料理ができるのがいいですね。
在宅ワーク対応、動線を短く
記事 リノベ後入居率22倍
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このリノベは在宅ワークの対応スペースがあるもので、あまり広くないスペースの中にコンパクトにキッチンやデスクが収まっています。お部屋の中であまり動かなくても用事が済むようになっています。
――いかに動線を短くするかですよね。コロナ禍で家にいる時間が増えたことで部屋へのニーズはどのように変化していますか?
これまでは狭い部屋を広くする間取りが多かったのですが、家具が置きにくい間取りだったりと、部屋の数を減らすことでかえって使いにくいことがありました。
今では広い部屋を小刻みにするニーズが増えてきています。部屋の仕切りに関する相談も増えていますね。
オーナーへの修繕提案
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――オーナー側からすると、入居希望者のニーズをくみ取った提案をしてくれると嬉しいと感じます。
提案は嬉しいものなのですね。入居者の優先順位は、設備の新しさや断熱効果が築年数を上回ると思います。その上でデザイン性のあるお部屋だと付加価値になりますね。
賃貸住宅設備のリフォーム・リノベに役立つ商材を掲載
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