駆け付け付帯見守りサービス、緊急時にスタッフが現地を訪問

2024年05月24日

 「LASHIC tayori(ラシクたより)」は、駆け付けサービス付きの見守りシステムです。センサー付きの専用端末を居室に設置して、高齢者の運動量や室内の環境を把握します。高齢者の動きの有無などを、スマートフォンのアプリで24時間確認することが可能。12時間以上動きがない場合や、室温が40度以上など熱中症の恐れが高い場合には、警報音付きでスマホに通知が送られます。

▲アプリの画面。下部の「在宅確認」ボタンから窓口へIP電話がつながる

センサー付き専用端末で、高齢者の運動量などを把握

インフィック / LASHIC tayori

 介護施設の運営や見守りシステムの開発を行うインフィック(静岡市)は、駆け付けサービス付きの見守りシステム「LASHIC tayori」を提供しています。温度・湿度・照度・人感センサー付きの専用端末を居室に設置して、高齢者の運動量や室内の環境を把握します。高齢者の動きの有無、室内の温湿度・明るさの情報は、スマートフォンのアプリで24時間確認することができます。12時間以上動きがない場合や、室温が40度以上になるなど熱中症の恐れが高い場合には、警報音付きで見守る人のスマホに通知。端末にはSIMカードがセットになっているため、Wi-Fi環境がなくても利用することができます。

 通知を受け取った人が様子を見に行けない場合は、アプリから在宅確認を依頼することが可能。駆け付けサービスを提供するジャパンベストレスキューシステム(以下、JBR:愛知県名古屋市)のスタッフが現地を訪問し、呼び鈴を押して在宅を確認。反応がない際には室内の照明や生活音、電気・ガス・水道メーターの動きなどをチェックして、緊急事態の可能性が高いと判断した場合、依頼者に連絡します。平時は、アプリを通じてJBRに水回りや鍵、窓ガラスのトラブル対応、管球交換の依頼もできます。

 インフィックでは2020年から在宅用見守りシステムを提供しており、2024年1月からはJBRとの提携で駆け付けサービスを組み込みました。インフィックの増田正寿社長は、「今後も多様な業種との提携を通して、施設以外でも高齢者が安心して暮らせる社会づくりに寄与したい」と話します。

【商品概要】
名称:LASHIC tayori
利用料金:初期費用2万9800円、月額利用料金2990円(いずれも税込)※サービスの利用回数や作業時間により追加料金が発生する ※「在宅確認サービス」は年2回まで無料。「お困りごと駆けつけサービス」の水回り・ガラス・鍵のトラブル対応(60分以内の作業)は年2回まで無料、管球交換(60分以内の出動)は年1回まで無料
見守り者:契約者の他に2名(計3名)の登録が可能
その他:子機(LASHIC-room)には人感センサー(運動量・動き)、温度センサー、湿度センサー、照度センサーの4種類のセンサーを搭載 ※インターネットに接続して使用するため、同梱のSIM(通信端末)を利用、または、居宅のルーターに有線LANまたはWi-Fiで接続して利用

【会社概要】
社名:インフィック
設立:2001年
代表取締役社長:増田正寿
資本金:3000万円
事業内容:介護事業(在宅介護サービス、施設介護サービス、EC事業、ダイエタリー事業、ヘルスケアストア、おでかけサポート)、人材事業(人材サービス、人材育成、特定技能外国人登録支援機関)、介護DX事業(LASHIC事業、DX事業)、金融事業(少額短期保険、身元保証事業)、海外事業
従業員数:252人(グループ合計1000人)
本社所在地:東京都千代田区丸の内 3-3-1新東京ビル7F
連絡先:電話03-3211-0607、LASHIC tayoriコールセンター050-5784-2911(平日9:00~17:00)