既存商材に合わせた、シンプルデザインのEV充電器
2024年05月24日
LIXIL(リクシル:東京都品川区)は2024年3月、「EV充電器」と「EVコンセントポール」の販売を開始しました。同社のほかのエクステリア商品と組み合わせることを想定した、住宅の外観に溶け込むようなデザインです。EV充電器は、充電器本体に充電ケーブルを搭載した一体型の商品で、コネクタを車に差し込むだけで充電することができます。
EV需要の増加に伴い、関連商品をリニューアル
LIXIL / EV充電器、EVコンセントポール
大手住宅設備メーカーのLIXILは2024年3月、電気自動車(EV)充電器として、「EV充電器」と「EVコンセントポール」の販売を開始しました。
「EV充電器」は、充電器本体に充電ケーブルを搭載した一体型の商品で、コネクタを車に差し込むだけで充電することができます。門柱をはじめ、同社のほかのエクステリア商品と組み合わせることを想定した、シンプルなデザイン。充電タイプはスタンダードな3kWと、その約半分の時間でフル充電が可能な6kWから選択できます。「EVコンセントポール」は、自前の充電ケーブルを付けることができる充電用コンセントのポール。200Vまたは100Vのコンセントのほか、敷地や車の位置に合わせて取り付け位置を変えられる「コネクタホルダ」や「制御器ホルダ」などのアクセサリーも付属しています。どちらの商品も、同社が販売するエクステリア関連のデザインブランドである「デザイナーズパーツ」の枕木材など、既存商品との親和性が高く、EV充電設備を取り入れながらも、好みに合わせて住宅空間をコーディネートできる点が強みとなっています。
同社では2011年にEV仕様のファンクションユニットを販売していましたが、これまでバリエーションのある機種の追加ができていませんでした。しかし、ここ数年のEV需要の増加に伴ってEV関連商品の売り上げが増え、商品のリニューアルに踏み切りました。エクステリア事業部・エクステリア商品開発部・第三商品開発チームの吉田直人氏は、「まずはLIXILがEV商品を扱っていることを認知させたい」と話します。
名称:EV充電器、EVコンセントポール
価格:[EV充電器]6kWタイプ 38万7000円 (アルミ色) 39万7000円(木調色)、3kWタイプ32万5000円 (アルミ色)33万5000円(木調色)[EVコンセントポール]5万5600円(アルミ色・AC200V)、7万1600円(木調色・AC200V)※メーカー希望小売価格、すべて税別
充電器の本体重量とケーブル:[6kWタイプ]約6kg、充電ケーブル200V 30A用、ケーブル長5m [3kWタイプ]約5kg、充電ケーブル200V 16A用、ケーブル長5m
筐体材質:樹脂
ポール材質とカラー:アルミ形材(色:シャイングレー、ブラック)、アルミラッピング形材(色:クリエダーク、クリエモカ、チェリーウッド、オーク)※EVコンセントポールに充電ケーブルは付属しない
その他:EV充電器施工時の電源配線は必ず専用回路とし、漏電ブレーカー(AC200V)を設置。6kWタイプには定格40Aブレーカー、3kWタイプには定格20Aブレーカーを用意
社名:LIXIL
設立:1949年
取締役 代表執行役社長 兼 CEO:瀬戸欣哉
資本金:685億3000万円
事業概要:住まいの水まわり製品と建材製品を開発・提供(ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業) 従業員数:5万5624人(連結従業員数、2023年3月現在)
本社所在地:東京都品川区西品川1-1-1大崎ガーデンタワー24F
連絡先:問い合わせフォームより