デザイン性を重視した、賃貸向けキッチンを発売

2024年01月16日

 住宅設備機器メーカーのアイオ産業(東京都練馬区)は2023年12月、新商品のキッチン「TKシリーズ」と「mio(ミオ)シリーズ」を発売しました。「TKシリーズ」は、単身者向けのワンルームなどでの利用を想定し、インダストリアルスタイルを採用。「mioシリーズ」は、流し台とコンロなどが独立したセクショナルキッチンで、白を基調とした天板や扉に映える3種類の取ってが用意されています。

▲配管をむき出しにしたシンプルなデザインの「TKシリーズ」
▲シェルフを設置すれば収納力もアップできる「mioシリーズ」

女性開発担当者が理想とするキッチンを開発

アイオ産業 / TKシリーズ、mioシリーズ

アイオ産業は、2023年12月より新商品のキッチン「TKシリーズ」と「mioシリーズ」を販売しています。「TKシリーズ」は、配管などをむき出しにしてビンテージ感を演出する、インダストリアルスタイルを採用。シンクとカウンターのみのシンプルな構成ですが、カウンターには、キッチンでは珍しい木目調の人工大理石を使用。オプションのキャスター付きの収納ワゴンやレンジフードも、黒を基調としたラインアップです。普段料理をしない単身者向けのワンルームや店舗、オフィスなどでの利用を想定しています。

一方、「mioシリーズ」は、白系の配色を採用した、流し台とコンロなどが独立したセクショナルキッチンです。賃貸住宅で広く使用されるセクショナルキッチンですが、デザイン面のバリエーションが少ない製品が多数でした。「mioシリーズ」は、同社の女性の開発担当者が、「自分だったらこういうキッチンを使いたい」という思いを基に開発。白を基調とした天板や扉でも映えるよう、3種類の取っ手を用意し、オプションで、キッチンの側面部分に設置できる収納家具「mioシェルフ」も販売しています。

開発に携わった、同社の広報室の中村有希室長代理は、「どちらも当社の主力商品と比べると高価格帯にはなるが、幅広い需要を取り込めるよう開発した。賃貸住宅におけるキッチンの新たな選択肢として検討してもらいたい」と話します。

【商品概要】
名称:TKシリーズ、mioシリーズ
価格:[TKシリーズ]TK-1200 L/R 19万9000円、TK-900 L/R 19万4000円、TK-1200-B L/R 20万5000円 ※Bタイプは1口ビルトイン加熱機器用開口あり、ワゴン(キャスター付き収納ワゴン)は別売
[mioシリーズ(セクショナルキッチン)]流し台YM-1200 L/R 15万7000円、流し台YM-1000 L/R 14万5000円、ガス台YM-700G 8万5000円、ガス台YM-600G 8万3000円、吊戸棚YMH-1200S(両不燃加工)4万8000円、吊戸棚YMH-1000S 4万4000円、mioシェルフYMNI-600 L/R 4万1000円 ※レンジフード・シングルレバー混合水栓などはオプション ※すべて税抜価格
mioシリーズの扉カラー:カプチーノ、ホワイトモカの2色
mioシリーズキッチンハンドルのカラー:スタイリッシュシルバー、シンプルブラック、アンティークゴールドの3色
その他:人工大理石天板、ステンレスシンク ※[TKシリーズ]はスチール脚(簡易組立てタイプ)

【会社概要】
社名:アイオ産業
設立:1966年
資本金:1000万円
業務内容:システムキッチン、集合住宅向けキッチン、業務用厨房機器、学校・施設向け流し台、家具の製造販売 従業員数:10人
本社所在地:東京都練馬区富士見台3-60-13
連絡先:電話03-3995-8811(代表)