投資用ワンルーム売買専門会社 入札形式で売却

2020年12月15日

投資用ワンルームの売買仲介を手掛ける東・仲は、2014年の設立以来の累計相談件数が9000件を超えました。特徴的なのが、入札(オークション)形式による販売システムです。

東・仲 / オークション形式の販売システム

 投資用ワンルームの売買仲介を手掛ける東・仲(とうちゅう:東京都豊島区)は、2014年の設立以来の累計相談件数が9000件を超えました。2017年ごろに電話営業から、インターネットやダイレクトメール(DM)での反響営業を中心に切り替え、直近は年間ベースで400件(累計で2000件超)の成約につながっているといいいます。特徴的なのが、入札(オークション)形式による販売システムです。売主は高値での物件売却を実現しやすくなり、買主にとっても多くの新しい物件情報を得られることがメリットです。

 ネットやDMを見た投資用ワンルームオーナーからの依頼を受けた同社が、独自ノウハウを盛り込んで開発したシステムで査定。売主となるオーナーの意向を聞きながら売却希望価格を設定し販売依頼を受ける形でオークションを行います。同社と取引のあるオーナー、投資家、業者といった登録購入希望者に入札通知を行い、2週間以内に応札を促します。高値を付けた上位入札など、購入希望者を精査して売主に結果を伝達。そこで交渉を進めるか、価格を再設定するかなど売主の意向を確認します。「1対1」の交渉ではなく、「1対多」の交渉ができるため高値での売却も可能です。

 伊藤幸弘社長は「売主にプレッシャーをかけない営業の方がこれからの時代は受け入れられるのではないか」と導入背景を語ります。現在は依頼ベースで月間50~60件を対応。登録者に限定した限定(クローズド)にしていますが、約300組が参加しています。今後、5年以内を目標に、月間依頼件数を100~150件に増やし、公開(オープン)しての運用も並行させたい意向です。「100~150件を扱うようになれば希少物件の確率も高くなりますし、買い手が集まれば、売主、物件も増えます」と伊藤社長は話します。

【商品概要】
名称:オークション形式の販売システム

【会社概要】
社名:東・仲
代表取締役:伊藤幸弘
資本金:8000万円
事業内容:不動産の売買・仲介、賃貸の管理・運営、内装工事の企画・施工、不動産コンサルティング、損害保険代理業
本社所在地:〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1-24-12 アーバンポイント巣鴨5階
連絡先:03-5981-9950