ガスメーターのLPWA端末を活用した見守りサービス

2024年02月29日

 液化石油(LP)ガスを供給する三谷産業イー・シー(石川県野々市市)は2023年12月、ガスの使用状況を利用した「見守りサービス」の提供を開始しました。同サービスは低消費電力で長距離データ通信が可能な無線通信技術LPWAを使った端末を活用するもので、設定した期間を超えてガスの使用がなかった場合に、指定の連絡先にメールを送信します。

▲ガスメーターに設置したLPWA(無線通信技術)端末
▲異常時に送信されるメールのイメージ。入居者の異変を察知

賃貸管理会社の声に応えて開始。入居者の異変察知に役立つ

三谷産業イー・シー / 見守りサービス

 石川県・富山県・福井県で約4万戸にLPガスを供給する三谷産業イー・シーは、ガスの使用状況を利用した「見守りサービス」の提供をしています。同社は、ガスの自動検針や異常検知のため供給先のメーターにLPWA端末を設置。このLPWA端末が収集するガス使用状況のデータから、1時間単位で任意に設定する期間を超えてガスの使用がなかった場合に、指定の連絡先にメールを送信。送信先は1戸につき5つまで設定可能です。

 料金は1戸あたり月額330円(税込み)、初期費用は不要。契約期間の縛りもありません。サービス提供対象は、同社がLPガスを供給する賃貸住宅のオーナーや管理会社となります。三谷産業イー・シーは通信機器を使った集中管理システムの導入を推奨する経済産業省の動きに対応して、2019年からガス供給先へのLPWA端末の設置を開始しました。2023年12月28日時点の設置率は約5割。2025年末までにはこれを7割にまで引き上げる計画です。

 他方で、同社のガス供給戸数の7割ほどを占めるガス供給先の賃貸住宅の管理会社からは、近年高齢単身者の孤独死対策に悩んでいるという声が届いていました。管理会社の声に応える形で始めた同サービスは、提供開始から約2週間で複数の管理会社から問い合わせを受けているといいます。同社の山崎誠取締役は、「集中管理システム導入で、ガス漏れなどの早期発見による安全性強化を進めてきた。これに加え、見守りサービスのように賃貸管理会社の需要があるサービスの提供で競合との差別化を図り、北陸地方のシェアをさらに拡大したい」と語ります。

【商品概要】
名称:見守りサービス
価格:料金は1戸あたり月額330円(税込み)、初期費用は不要 ※詳細は三谷産業イー・シーに問い合わせを
その他:配信メールの送信アドレスは1部屋5つまで設定可能
サービス対象:石川県、富山県、福井県嶺北エリアの三谷産業イー・シーがLPガスを提供する賃貸物件オーナーや不動産管理会社

【会社概要】
社名:三谷産業イー・シー
設立:1997年
代表取締役社長:山﨑泰司
資本金:3億6000万円
事業内容:石油製品・LPガス・バイオマス燃料およびリサイクル燃料の販売、化学工業薬品・工業用ガス・合成樹脂およびその成形品・電子部品用材料の販売、医薬品・医薬品原薬および医薬品包装材料の販売、化学工業薬品および化粧品原材料の製造・加エ・小分け製造受委託の仲介ならびにこれに伴う原材料の販売、副産物の再利用に関するコンサルタント業務、空調設備機器・ガス器具・厨房機器および電気機器の販売、燃料電池・太陽光発電機器(ソーラーカーポート含む)・風力発電機器・小水力発電設備の販売など
従業員数:126人(2023年4月1日現在)
本社所在地:石川県野々市市御経塚3-47Ambitious Hill
連絡先:電話076-269-3214