集合住宅向けネット接続、優先ゲートで速度安定

2023年08月23日

　ミツウロコヴェッセル（東京都中央区）は2023年6月、集合住宅向け全戸一括インターネットサービス「ミツウロコnet（ネット）」の上位プラン「ミツウロコ　Priority　Gate（プライオリティゲート）」の提供を開始しました。利用者だけが使える仮想通信路による優先ゲート方式の接続サービスです。これにより、アクセスが集中する際も通信速度が遅くなるリスクを大幅に低減できます。

仮想通信路を構築し、アクセス集中時の速度遅延を抑制

ミツウロコヴェッセル　／　ミツウロコ Priority Gate

「ミツウロコ Priority Gate」は、集合住宅向け全戸一括インターネットサービス「ミツウロコnet」の上位プランです。集合住宅のルーターとネットをつなぐNTT東西フレッツ網の中に、利用者だけが使える仮想通信路を構築し、専用ゲートでネットに接続します。一般の利用者とは共用しない優先ゲートを通ることで、利用が集中する時間帯などに通信速度が遅くなるリスクを大幅に低減します。

月額料金は導入物件の戸数によって変わり、「ミツウロコnet」よりも１戸あたり数百円高くなります。導入するためには、「ミツウロコnet」を使っていることが必要です。「ミツウロコnet」導入の工事期間は申し込みからおよそ２カ月。元々「ミツウロコnet」を利用していた場合は機器の変更は必要なく、プラン変更の手続きのみで利用を開始することが可能です。

ミツウロコヴェッセルは、2023年６月末時点で全国2万5858戸にネットを提供。ガスや電気といったインフラや、太陽光発電パネル・家庭用蓄電池など多くの商材を同社の一つの窓口で提供できる点が強みです。同社の営業統括部エネルギー小売統括室ICT営業課の鈴木義之課長は、「時流に合ったネットのプランや幅広い商材の提供を通して、オーナーの悩みや要望に応えていきたい」と話します。