現場で即、現状報告。不具合や修繕情報を共有するアプリ

2023年05月23日

 「ゲンコネ」は、物件の写真や図面、施設・設備の不具合や修繕といったトラブルへの対応状況を現場作業者と管理者、協力会社などの間で共有できる建物管理アプリです。作業者はスマートフォンを使って、トラブルの内容や対応状況、写真などを現場で登録でき、ピン打ち機能を使って図面などに直接書き込むことができます。管理者は、現場の状況をリアルタイムで把握できます。

▲図面にピンを立てて、その箇所に関する不具合の情報や対応状況を書き込める

設備やトラブル対応状況が図面やパノラマ写真でわかる

センシンロボティクス / ゲンコネ

 建設現場の業務を効率化するサービスの開発を行うセンシンロボティクス(東京都品川区)は、2022年10月より、建物管理の情報を一元化するクラウドアプリケーション「ゲンコネ」を販売しています。物件の写真や図面、施設・設備の不具合や修繕といったトラブルへの対応状況を、現場作業者と管理者、協力会社などの間で共有するものです。現場作業者はスマートフォンを使い、現場でトラブルの内容や対応状況、写真などを登録。トラブル内容などは図面へのピン打ち機能を使って360度パノラマ写真や図面に直接書き込むことができます。

 管理画面では、トラブルへの対応期限・担当者・ステータスが一覧で表示されます。現場に行けない管理者も、複数の施設でのトラブルと対応状況をまとめて把握することが可能です。施設ごとに過去のトラブルや修繕の履歴を蓄積できるため、担当者の異動や離職等による情報の散逸も防ぎます。アクセス権は施設ごとに設定可能で、施設数に応じた課金制のため、利用者ID数を気にする必要もありません。社内外の関係者が多くなりがちな建物管理の情報共有を円滑化します。

 2023年3月に正式導入した賃貸管理会社の長栄(京都市)は、現場担当社員・管理者間での管理物件の状態・トラブル対応状況の情報共有、修繕費用の決裁、高額工事の事前相談などを同アプリ上で行っています。管理者は現場担当社員からの報告を待たずに現場の状況を把握できることに、現場担当社員はオフィスに戻っての報告作業が不要になったことに、メリットを感じていると話します。

【商品概要】
名称:ゲンコネ
月額利用料金:1施設あたり3300円(税込み)~、アカウント数無制限、契約施設数100棟~ ※1カ月間の「無料トライアル」を実施中。詳細はセンシンロボティクスへ問い合わせを

【会社概要】
社名:センシンロボティクス
設立:2015年
代表取締役社長CEO:北村卓也
資本金:10億5783万127円(2023年3月31日現在、資本準備金含む)
事業内容:産業用ドローン、カメラ、スマートデバイス等を活用した業務ソリューションの提供
従業員数:122人(2023年2月1日時点)
本社所在地:東京都品川区大井1-28-1住友不動産大井町駅前ビル4階
連絡先:問い合わせフォームより連絡