三好不動産不動産によるLGBTライフプランセミナー

2020年09月25日

　管理戸数約3万6000戸の三好不動産が、LGBT（性的少数者）を対象としたライフプランセミナーのライブ配信を実施。今年はさらにオンラインで、質問を受け付け回答する機能を拡充しました。

三好不動産　／　LGBTのライフプランセミナー

　管理戸数約3万6000戸の三好不動産（福岡市）が4月7日、LGBT（性的少数者）を対象としたライフプランセミナーのライブ配信を実施。昨年11月に開催したセミナーでもライブ配信を行い、来場せずに自宅で聴講することが可能で好評でした。今年はさらにオンラインで、質問を受け付け回答する機能を拡充しました。

　セミナーは5つのテーマを講演。最初のテーマでは福岡市の性的マイノリティ支援を紹介。「ユニバーサル都市・福岡」を掲げる福岡市では、さまざまな人権問題解決に向けた取り組みの一環として、性的マイノリティの人々に関する支援事業と教育・啓発事業を行っています。具体的な取り組みのひとつが、性的マイノリティのカップルを人生のパートナーと認め、尊重するパートナーシップ宣誓制度の導入。今年3月末までに59組に受領証を交付し、認定されたカップルには市営住宅の入居において配偶者同様の同居資格が与えられます。

　三好不動産では2016年から「LGBTのためのお部屋探し」を展開。4年間で60件のLGBT案件を成約させてきた。その中心を担ってきた原麻衣氏は「同性カップルで入居できる部屋の少なさ」「保証人探し・入居審査のハードル」「契約者や保証人の年齢」などをLGBT案件の具体的課題として紹介。その上で「さまざまな選択肢が増えているので、不動産の購入も選択肢に入れながら、しっかりした知識を持つことが大切だ」と述べました。