騒音源を可視化するサービス 騒音対策効果もわかりやすい

2022年12月22日

 防音材の製造・販売・施工を行う静科(神奈川県厚木市)は2022年10月から、通常の騒音測定サービスと「騒音源可視化カメラ」を併せて使う「騒音測定調査サービス」を開始しました。「騒音源可視化カメラ」を導入することで、騒音の発生源がわかりやすく、騒音対策の効果を目で見て確認することができます。マンション、オフィスなどからも測定依頼を受けているそうです。

▲工場の破砕機を稼働させた対策前。赤い部分が騒音源
▲静科の防音パネルを設置後。赤い部分が上部に移動している

反響音も数値化し、騒音を詳細に分析

静科 / 騒音測定調査サービス

 静科の「騒音測定調査サービス」は、通常の騒音測定サービスと「騒音源可視化カメラ」を併せて使い測定調査します。まずは、通常の騒音測定で、周波数帯と音の大きさ、反響音を数値化。加えて、「騒音源可視化カメラ」を導入し、騒音源がどこなのか、音をビジュアル化してイメージがつきやすくします。録画した画像から、騒音の詳細を分析することができます。

 「騒音源可視化カメラ」による画像では、音の発生源は濃い赤色で表示されます。それらの方向に向けて防音パネル設置などの適切な騒音対策を行うと、濃い赤色の位置が移動するなどして、騒音対策の効果を目で見て確認することができます。

 「騒音測定調査サービス」の料金は、約35万円の通常の騒音測定に、15万円ほどの「騒音源可視化カメラ」測定を合計し50万円程度です。工場、マンション、オフィスなどから測定依頼を受けていることのこと。

【商品概要】
名称:騒音測定調査サービス
価格の目安:通常の騒音測定約35万円、「騒音源可視化カメラ」測定約15万円、合計約50万円
対応エリア:全国
音響測定の内容:騒音測定、残響時間測定、遮音性測定、床衝撃音測定、低周波音測定など ※目的により測定内容は異なる
音響測定の流れ:音響測定の依頼(環境ヒアリング)、現場確認、測定内容・見積提出、測定実施、その場での測定結果の報告、分析、結果報告、計測値をもとに対策提案(シミュレーション)※一例として
【会社概要】
社名:静科
創立:2006年
代表者:高橋俊二
資本金:1430万円
事業概要:吸遮音材製造販売、パネル材・キット化材製造販売、簡易無響試験室製造販売、道路ジョイント騒音対策材製造販売、低周波音対策材製造販売、調湿系断熱吸遮音パネル材製造販売、防音工事、鉄骨を用いた防音架台の製作、音響測定
従業員数:10人
本社所在地:神奈川県厚木市金田492-1
連絡先:電話046-224-7200(月~金曜9:00~17:00)