空室を貸し会議室として活用。設営から運用まで負担なし 

2022年07月17日

 レンタルオフィス事業などを手がける、あどばる(東京都渋谷区)は、空室を次の契約者が決まるまでの間、貸し会議室として運用できるサービス「スキマレンタル」を提供しています。運用に必要な備品の設置やネット環境の構築、募集サイトへの掲載などは、すべて同社が負担します。

会議室として使用している部屋の事例

空室でも焦らず、オーナーは次の入居テナントを探せる

あどばる / スキマレンタル

 あどばるは、空室を貸し会議室として活用できるサービス「スキマレンタル」を2021年12月より提供しています。

 「スキマレンタル」は、空室を次の契約者が決まるまでの期間、貸し会議室やイベントスペースとして運用できるサービスです。備品の設置やインターネット環境の構築、募集サイトへの掲載や利用予約の対応、利用後の清掃や解約時の原状回復工事など、設営・運用に必要な手続きや費用は、すべて同社が負担します。契約期間は基本3カ月。オフィスや店舗用途の物件だけでなく、住宅も対象となります。契約内容ごとに異なりますが、利用者から受け取る使用料の5割をオーナーに支払い、残りを同社の収益とすることが多いそうです。

 「スキマレンタル」を利用すると、空室期間でも収益が発生するので、急いで次のテナントを探す必要がなくなります。オーナーにとっての利点は、賃料を下げずに希望の条件で入居してくれるテナントを焦らずに探せること。費用がかかる内装工事は行わず、保有している備品を利用するため、同社は最小限の負担で会議室を運用できます。スペースマネジメント事業部の中村一隆執行役員は、「当社のレンタルオフィス事業で培ってきた運営力や集客力を生かせる新サービスだ。社会的にテレワーク化が進み、小回りが利くオフィスのニーズも増えている。オーナーと利用者、双方にとってメリットのあるサービスとして認知度を高めたい」と話します。

【商品概要】
名称:スキマレンタル
費用:初期投資無料、完全売上歩合制
収益分配率:毎月の売上の40~60%(スペースにより分配率は異なる ※赤字分はあどばるで負担)
契約(運用)期間:最短3カ月~(スペースにより最低契約期間は異なる)
管理業務内容:各ポータルサイト(集客サイト)への掲載作業、売上最大化の施策立案及び実施、集客(Webマーケティング・営業活動)、利用客の問合せ対応、予約受注及び管理など
その他スペック:貸し会議室用備品(イス、テーブル、プロジェクター、ホワイトボード、 パーティションなど)の手配・準備、搬入・設置はあどばるが実施、会員制の貸し会議室サービス「Office Ticket」との連携も可能

【会社概要】
社名:あどばる
設立:2016年
代表取締役:中野邦人
資本金:1000万円(2021年5月末現在)
事業内容:スペースシェアリング事業
本社所在地:東京都渋谷区宇田川町33-7 アイ・アンド・イー渋谷ビル5F
連絡先:問い合せフォームにて