札幌市のデザイナーズ賃貸、募集開始後に即満室　

2022年06月28日

　北海道で不動産業を行う潮産業(北海道函館市)は、北海道札幌市豊平区に新築デザイナーズマンション「R-fino(アールフィーノ)中の島」を竣工しました。完成見学会を2022年2月に行い、問合せ・見学者ともに想定よりも多かったとのこと。入居募集開始後、満室となりました。

エリア内のニーズを理解し、長期間の満室経営を目指す

潮産業／ R-fino（アールフィーノ）中の島

　潮産業では、設備とデザインで差別化を図った賃貸物件を北海道内20市町で建設してきました。現在、旭川や函館など広範囲のエリアで展開しており、同シリーズ施工棟数は68棟、451戸です。現在443戸が入居中で、入居率は98.2％です。(2021年10月現在)

　札幌市都心まで徒歩20分、利便性と自然の豊かさを兼ね備えた豊平区の同物件には、子育て世代を中心に様々な層から問い合わせがあったとのこと。

　現在、札幌市内では単身向け物件よりもファミリー向け物件の需要が高くなっていると潮産業札幌支店企画営業部の田中信成さんは話します。新築賃貸は、単身向けの建設が多い傾向にあるため、需要としてファミリー向けが求められやすい傾向が高まっているそうです。

　「当物件は、天井高2.6m。一般的な住宅に比べ20～40cm程高く設定している。広さも1LDKは44.2㎡、2LDKは58.2㎡を設けて、様々なタイプの世帯に対応できるようにした」（田中さん）。また、地下鉄駅まで徒歩15分の立地でも、物件の間取りやデザインで差別化ができたため、募集後すぐに満室になったのではと言います。

　今後も北海道エリア内にて、賃貸物件の建設と運営を展開予定の潮産業ですが「10年後、20年後にできた新築とも戦えるような間取りの導線や設備の充実、デザインを意識していく」と田中さんは言います。