撮影画像をVR化するサービスが好調
2020年08月23日
撮影した画像をウェブ上でVRコンテンツにするサービス『THETA360.biz(ビズ)』の利用がコロナ禍でも伸びています。『THETA』で撮影した画像データをつなぎ合わせることで、ウェブ上で室内から室内などへの移動が作れるサービスです。
THETA360.biz(ビズ) / リコー
物件内覧や住宅展示場への訪問が敬遠される中、バーチャルで現地に訪問できるサービスが注目されています。リコー(東京都大田区)が販売する360°カメラ『THETA(シータ)』で、撮影した画像をウェブ上でVRコンテンツにするサービス『THETA360.biz(ビズ)』の利用がコロナ禍でも伸びています。アメリカでは3月後半からバーチャルツアー作成サービスの契約件数が通常時の30倍のペースで増加。日本でも10倍と増加しています。
『THETA360.biz(ビズ)』は『THETA』で撮影した画像データをつなぎ合わせることで、ウェブ上で室内から室内などへの移動が作れるサービスです。新型コロナウイルス対策支援として3月31日から5月31日まで導入支援フリープランを導入。公開できる上限枚数の緩和やデータ保存量、月間PV上限数が無制限です。有料プランを新規契約した場合、『THETAV』を無償提供。
また、不動産会社には使い方から営業方法などをオンラインでサポートする。SmartVision事業本部DS事業開発部稲葉章朗部長は「今まであったらいいと思われていたサービスだったが、物件案内など営業活動が難しくなった人や、ポータルでの情報公開を敬遠していた人が、まずユーザーに見てもらいたいと感じ、利用が増加している。コロナ禍で必要なサービスとして認識され始めた」と話します。
名称:THETA360.biz(ビズ)
社名:リコー
設立:1936年2月6日
代表取締役:山下 良則
資本金:1,353億円(2020年3月31日現在)
事業内容:オフィスプリンティング、オフィスサービス、商用印刷、産業印刷、サーマル
社員数:90,141名(2020年3月31日現在)
本社所在地:〒143-8555 東京都大田区中馬込1-3-6
連絡先:(03) 3777-811