既存の賃貸住宅にEV充電機器を無償で設置

2022年06月13日

電気自動車（EV）メーカーのTerra Motors（テラモーターズ：東京都千代田区）は、EV充電インフラ事業に参入。2022年4月、EV充電サービス「Terra Charge（テラチャージ）」を開始しました。賃貸住宅を含めた既存の集合住宅に、無償でEV充電設備を提供。オーナーは初期投資や管理などの負担はありません。利用者はアプリを使って充電し、料金を同社に支払う仕組みです。

EV充電設備付き物件として付加価値を向上

Terra Motors ／ Terra Charge

　「Terra Charge」は、既築のマンションの駐車場にEVの充電機器を設置し、EV充電ができるサービスです。費用は製品代や工事費等を含め、Terra Motorsが負担します。また、運営や管理もすべて同社が対応するため、オーナーは初期投資をせずに、EV充電設備付きとして所有物件の付加価値を向上することができます。EV充電の際には、利用者が同社のアプリ上で操作をし、該当の設備で充電。利用者は、アプリ上で利用料金を同社に支払います。オーナーには、実際の充電にかかった電気代を同社から支払う仕組みです。

　まずは1000棟へのEV充電機器設置を目指しているとのこと。賃貸住宅においては、関東を中心として一定規模の賃貸マンションでの設置を進めていく方針です。

　同社の徳重徹会長は「日本のEV普及のためには、集合住宅へのEVインフラ設置が必要。自動車メーカーやデベロッパーなどさまざまな企業と提携しつつスピード感をもってやっていきたい」と話します。