賃貸特化の家電サブスク開始 入居対象に合わせパッケージ化

2022年02月22日

 パナソニックくらし事業本部くらしアプライアンス社(大阪府門真市)は、2022年1月、賃貸住宅向けにサブスクリプション形式の家電レンタルサービス「noiful(ノイフル)」を開始しました。従来の単品売り切りではなく、サブスクリプション形式で賃貸住宅市場の開拓を図るものです。

▲家電をサブスクでレンタルできる「noiful ROOM」のイメージ
▲家電と調和する空間にリノベーションをする「noiful LIFE」のイメージ

3~4年で営業利益50億円目指す

パナソニック / noiful

 パナソニックくらし事業本部くらしアプライアンス社が開始した、賃貸住宅向けサブスクリプション形式の家電レンタルサービス「noiful」のサービスは二つあります。一つ目の「noiful ROOM(ルーム)」は、オーナーや管理会社の要望、対象となる物件の立地や賃料、入居ターゲットなどに応じて設置する家電を選択し、パッケージ化。サブスクリプション形式でレンタルします。例えば、高性能な調理家電や美容家電を選んでパッケージ化をするなどです。月額は5000円~2万円程度を想定。家電の配送と設置、回収に加え、アフターサポートや修理・交換の費用は月額に含まれます。

 二つ目の「noiful LIFE(ライフ)」は、オーナーの要望や物件特性を踏まえて、リノベーションと家電、物件のマネジメントをセットで提供します。リノベについては、グループ会社と連携しながら実施。物件マネジメントでは、仲介業務から管理業務まで一貫して対応します。

 「noiful」の事業目標は2024年に1万2000戸、2025年に2万戸、2030年に20万戸へのサービス提供。3~4年以内に営業利益50億円を目指します。まずは首都圏からサービス提供を開始し、ニーズに応じて対象エリアを全国に広げる予定。くらし事業本部くらしアプライアンス社の松下理一社長は「サブスクの台頭、『イエナカ』の充実、空き家の増加、家電廃棄という四つの市場環境・社会問題に対応すべく、パナソニックだからこそできるサービスとして『noiful』を立ち上げた」と話します。

【商品概要】
名称:noiful
価格等:※詳細はくらし事業本部くらしアプライアンス社に問い合せを

【会社概要】
社名:パナソニック
設立:1935年
代表取締役:社長執行役員グループCEO楠見雄規
資本金:2590億円
事業内容:(グループ体制)総合エレクトロニクスメーカーとして関連する事業分野について国内外のグループ各社との緊密な連携のもとに、生産・販売・サービス活動を展開
従業員数:24万3540人
本社所在地:大阪府門真市大字門真1006
連絡先:電話06-6908-1121(大代表)