事故物件に特化したポータル おはらいとリノベ済で入居者募集 　

2021年12月30日

　MARKS（マークス：神奈川県横浜市）は、事故物件に特化した再販事業や、ポータルサイト「成仏不動産」を運営しています。同サイト「成仏不動産」は、事故物件の入居者募集、再販時の購入者募集を行っています。

事故物件の家賃相場を適正に査定できるのが強み

MARKS ／ 成仏不動産

　住宅や不動産、不動産活用事業を展開するMARKSは、事故物件の、買い取りからリノベ、入居者募集、再販まで一気通貫で行っています。同社が運営するポータルサイト「成仏不動産」では、事故物件の売買、賃貸ともに掲載可能で、賃貸仲介は年間20件の成約につながっています。

　事故物件とは、「心理的瑕疵のある物件」のこと。事故死や孤独死などがあった物件のことです。同社は、自ら入居付けを行うため、成約家賃のデータもサイトを通じて収集することができます。事故物件の家賃相場の把握が可能となり、買い取り時に適正な価格を査定できることを強みとしています。

　同社の花原浩二社長によると、事故物件を買い取り・売却する上で気を付けているのは、「新たな入居者の心理的負担を軽減するため、売却前に必ずおはらいを行うこと」。そして、改修に関しては物件の状況に応じてかける費用を決めていて、「特殊清掃が行われた場合や死後72時間以上が経過した場合に限り、フルリノベーションを施すこと」です。

　今後は孤独死を防ぐ見守りサービスを自社で開発し、取得した物件へ導入していきたいと話しています。