住宅売却の査定サイト、不動産会社は見込み客の集客ツールに
2024年10月08日
住宅専門の売却価格一括査定サービスサイト「ウルハウス」は、1都3県にある戸建てや区分マンションなどの個人用住宅を対象に、複数の不動産会社が売却査定を行います。売却希望者は、最大6社から無料で査定を受けることができ、不動産会社は、見込み客の集客ツールとして活用できます。
顧客への最初のヒアリングはウルハウスが担当
ファンズ不動産 / ウルハウス
貸し付け型のクラウドファンディング事業を手がけるファンズ(東京都渋谷区)の子会社、ファンズ不動産(同)は、住宅専門の売却価格一括査定サービスサイト「ウルハウス」を2024年2月から本格稼働しています。「ウルハウス」は、1都3県にある戸建てや区分マンションなどの個人用住宅を対象に、複数の不動産会社が売却査定を行うもので、売却希望者がサイト上で物件情報などを入力すると、最大6社から無料で査定を受けることができます。
最大の特徴は、査定を申し込んだ顧客に対し「ウルハウス」のスタッフが直接、電話で最初のヒアリングをする点です。ヒアリングでは、売却を検討している経緯、間取りや面積などの物件概要、所有名義人との関係、売却希望の時期、ローン残高の有無などを聞きます。不動産会社に送客をする際、ヒアリング情報も一緒に伝えます。
最初のヒアリングを同社が行うことで、不動産会社と顧客、双方の手間を省くことができます。成約に至る見込みの度合いを明確にしたうえで、不動産会社への送客。一般的な一括査定サイトでは、顧客が物件情報を入力後、すぐに複数の不動産会社から連絡が入る仕組みになっているため、顧客が複数の不動産会社から同じ質問を何度もされることで売却意欲が下がるケースがあるといいます。
同社の藤田雄一郎社長は、「ヒアリングは送客案件の質を保つ重要な役割であるため、自社スタッフで実施している。不動産会社に送客後、媒介契約に至る割合が3割以上になるように努めたい」と語ります。
名称:ウルハウス
価格:売却検討者の利用は無料、最大6社から無料で査定を受けることが可能 ※不動産会社の導入費用は、送客1件あたり2万円(税別)の反響課金のみ。初期費用と月額固定費は発生しない
その他:査定対象は戸建てや区分マンションなどの個人用住宅、エリアは1都3県限定、最大6社まで一括査定できる
社名:ファンズ不動産
設立:2023年
代表取締役:藤田雄一郎
資本金:700万円
事業内容:宅地建物取引業、インターネットによる情報サービス業
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-10-11フジワラビルディング5階
連絡先:問い合わせフォームにて