原状回復の進捗をアプリで把握。関係者間で情報共有

2023年09月12日

 プロジェクト管理アプリ「KANNA(カンナ)」は、建設・不動産・製造業などの現場の情報や、工事の進捗(しんちょく)状況をクラウドで管理し、関係者間で共有するアプリです。シンプルで使いやすい設計と、案件ごとに入力項目などをノーコードで変更できるカスタマイズ性の高さが特長です。賃貸管理の現場では、原状回復関連業務の効率化に利用できます。

▲案件ごとに報告や写真の一覧画面を表示できる

案件ごとにノーコードで項目変更、カスタマイズ性が高い

アルダグラム / KANNA

業務効率化アプリの開発を手がけるアルダグラム(東京都港区)は2020年より、プロジェクト管理アプリ「KANNA」を提供しています。建設・不動産・製造業などの現場の情報や、工事の進捗状況をクラウドで管理し、関係者間で共有するアプリで、2023年6月時点で2万社以上に導入されています。
「KANNA」の基本機能には、工事の進捗状況、物件情報を登録・共有する「現場管理機能」、案件単位で進捗確認ができる「カレンダー機能」、「チャット・報告機能」、「写真・資料機能」、「報告書作成機能」などがあります。シンプルで使いやすいアプリ設計と、案件ごとに入力項目などをノーコードで簡単に変更できるカスタマイズ性の高さが特長です。
賃貸管理を手がけるハウスメイトマネジメント(東京都豊島区)では、原状回復関連業務の効率化のため、2023年1月に千葉南支店で「KANNA」を導入。アルダグラムと打ち合わせを重ね、原状回復作業に関わるフローの項目や、ユーザーと案件をひも付けする機能などのカスタマイズを進めました。現場では、工事事業者との連絡や写真の共有のしやすさ、原状回復報告書作成の手軽さが評価され、2023年10月からは31拠点で導入予定。ハウスメイトグループでリフォーム・原状回復工事を行うハウスメイトワークス(同)カスタマー事業部リフォームセンターの可児信之センター長は、「常に状況が動く大量の案件と、担当社員のひも付けなどの課題をクリアして、業務の効率化を進めたい」と話します。

【商品概要】
名称:KANNA
料金:初期費用0円、他社アカウント数無制限。月額料金は月間新規案件数と保存データ容量の違いによる「ライト」「ベーシック」「エンタープライズ」の3プランがあり、オプション機能選択の有無に応じて都度見積もりとなる。30日間無料で使える「トライアルプラン」あり
基本機能:案件管理、顧客管理、物件管理、写真管理、資料管理、報告書作成、チャット、報告
その他機能:カスタマイズ、データ入力・出力、電子小黒板などの追加機能、2段階認証のセキュリティ、API、サポートなど ※一部オプション

【会社概要】
社名:アルダグラム
設立:2019年
代表者:長濱 光
事業内容:プロジェクト管理アプリ「KANNA」の開発と提供
従業員数:99人(2023年9月1日時点)
本社所在地:東京都港区芝浦1-1-1浜松町ビルディング11階
連絡先:電話03-6228-1855(代表)