書類を丸投げするだけで、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応

2023年08月16日

 ソフトウェア開発のYOZBOSHI(東京都練馬区)が提供する「Connected Base」は、国税関係書類をアップロードするだけで、電帳法、インボイス制度への法令対応を完了する完全丸投げ型のサービスです。索引簿(索引簿)作成から法令にのっとったファイル名への変更、保存まで、法令に対応する作業をオペレーターがすべて代行します。現在使用する会計・経費精算などの環境はそのままに、法令対応の部分だけシンプルに自動化できます。

既存システムや業務フローを変えずに利用可能

YOZBOSHI / Connected Base(コネクテッドベース)for 電子帳簿保存法

▲ファイルをクラウドドライブ上にアップロードするだけ

 利用者は、請求書や契約書などの法令対応させたい書類を、自社で管理するGoogleドライブなどのクラウドドライブ上のフォルダにアップロードします。書類は自動的に「Connected Base」に連携され、概ね3日以内(※)に専任のオペレーターとAI-OCRが書類の索引簿(さくいんぼ)を作成します。その後書類は企業のクラウドドライブ上に保存され、法令対応は完了します。元のデータは自社のクラウドドライブ上にバックアップとして残ります。
※ 繁忙期などは時間がかかる場合がある

 法令対応が必要な書類に該当するかのチェックや、ファイル名へのリネームも行うので、経理担当者の作業を大幅に削減します。「索引簿作成やファイル名へのリネームには『取引日・取引先名・金額』の記入が最低限必要です。デジタルデータで書類を受け取っても、情報の打ち込みというアナログな作業が発生します。弊社で試したところ、慣れても1件あたり2分以上かかりました。項目数は少なくても、書類の発生量が多いと膨大な作業になります」(藤井翔吾代表取締役)

 法令対応への時間や人員に課題を抱える企業のほか、請求書や経費精算などの既存のシステムを利用する企業にも適しています。多くのシステムは電子帳簿保存法に対応していますが、サービス内で管理する書類しか対象になりません。「Connected Base」を利用すれば、対象外の書類をシンプルに法令対応させることができます。

   今後は企業で扱う書類全てを対象にした、事務作業の丸投げサービスを目指します。「アメリカではバックオフィスがなくても、従業員がそれぞれサービスを利用して事務作業を完了させています。人口減少に課題を抱える日本でも、今後「丸投げ型」の需要が高まるでしょう」(藤井翔吾代表取締役)

【商品概要】
名称:Connected Base(コネクテッドベース)for 電子帳簿保存法
価格:応相談

【会社概要】
社名:YOZBOSHI
事業内容:電子帳簿保存法対応ソフトウェア提供サービス、帳票分類作業代行サービス、法令対応コンサルティングサービスなど
代表者:藤井 翔吾
資本金: 600万円
本社所在地:東京都練馬区中村北3-22-13-102
連絡先:contact@yozboshi.co.jp