自分で相続税を申告 無料クラウドソフト

2020年09月25日

 自分で相続税申告書が作成できる無料クラウドソフト『AI相続』の最新バージョンがリリースされました。フォーム作成ライブラリに『Formik(フォーミク)』を採用し、ブラウザーメモリーの負担を大幅軽減しました。

▲これまで以上にストレスを感じることなく作成できる

相続コンシェル / AI相続

 相続や法律に関する相談を行うみなと相続コンシェル(東京都品川区)は、自分で相続税申告書が作成できる無料クラウドソフト『AI相続』の最新バージョンをリリースしました。ソフトウエア開発などを手掛けるケイズポット(東京都渋谷区)の技術協力で機能を拡充。ユーザー数の増加に伴い、システムの安定性と利便性を改善しました。フォーム作成ライブラリに『Formik(フォーミク)』を採用し、ブラウザーメモリーの負担を大幅軽減。利用者の入力環境の違いによる遅延を低減し、これまで以上にストレスを感じることなく作成できます。

 『Formik』は、国内外の大手IT企業で活用されている最新システムです。ユーザーの入力途中による作成ミスを防ぐため、不要データの自動削除や入力文字の自動変換など多様な入力支援機能も拡充させました。『AI相続』は、相続税申告の知識がなくても、必要な書類(被相続人・相続人情報、財産情報など)をフォームに沿って入力することで、自動で相続税申告書が作成できます。作成した申告書は印刷でき、相続人全員の署名・押印の上、必要な帳票を添えて税務署に申告が可能。同社の場合、税理士に申告書の作成を依頼すると、基本報酬「19万8000円プラス相続財産の種類による加算報酬」がかかるが、『AI相続』で作成すれば費用は一切かかりません。難しい土地の評価などがなければ相続税申告書は自分でも作成でき、財産を少しでも多く残すことができます。

 これまでの各種専門家は、高報酬にもかかわらずサービス内容が不透明な部分がありました。同社は、相続発生という家族にとって大切な時期に、本当の意味で寄り添うことができる専門家でありたいと考え『AI相続』を開発し、2019年9月から運用を開始。19年12月は月約30件、20年3月は約70件に増加しており、20年7月ごろには約100件を見込んでいます。

【商品概要】
名称:AI相続

【会社概要】
社名:相続コンシェル
設立:2018年10月
代表取締役:弥田 有三
資本金:500万円
事業内容:無料相続税申告書作成システム「AI相続」の開発・運営
本社所在地:東京都品川区北品川5-5-15 大崎ブライトコア4F