トランクルーム店舗数増加　新たに大型商業施設内出店決まる

2022年12月22日

　アンビシャス(大阪市)が、展開するトランクルーム『収納ピット』が、11月に500店舗目をオープンしました。12月には、イオンタウン四日市泊店（三重県四日市市）内で営業開始しています。商業施設という新しい分野への出店を機に、さらなる店舗拡大を狙っています。

狭いスペースでも運営可能なトランクルームというビジネス

アンビシャス／ 収納ピット

　商業施設でのオープンで、これまでと違う運営形態なのが、施設の営業時間に準じることです。基本的には利用者が24時間トランクルームへ入退室することを想定していました。しかし、奈良県で開店した商業施設内の店舗では、買い物をするついでにトランクルームへ立ち寄って利用する人が多かったとのこと。清水昭安東京支社長は「エリアによっては、24時間出し入れ可能でなくても利用希望者が集まるのは、良い結果だった」と話します。

　店舗運営は、直営店、FC加盟店、テナントビルオーナーによる出店の3パターンがあります。水道やガス設備が不要のため、マンションやビル以外でも、出店が可能です。また、トランクルームの特徴として、利用期間が長いことがあげられます。平均利用期間は35ヶ月で、中には10年以上契約している利用者もいるとのこと。

　関西・首都圏を中心に、トランクルームの店舗出店をしている同社では、商圏エリア拡大のため、東海圏への出店も行っています。名古屋市内に直営店を2店舗オープンし、更なるサービス拡充を目指します。