空室のセルフ内見システム。IoT機器で鍵と家電をリモート管理

2022年11月26日

 住宅向けIoT機器の製造・販売を行うリンクジャパン(東京都港区)は、2022年7月より、空室の「スマートセルフ内覧システム」を不動産会社に提供しています。同社のスマートホームサービス「eLife(イーライフ)」と連携するIoT機器を、インターネット環境のある空室に設置することで、内見希望者が1人で空室の内見ができるようになるサービスです。

▲スマートセルフ内覧システムのサービス画面

内覧時間の30分前にリモートでエアコンをオンに

リンクジャパン / スマートセルフ内覧システム

 「スマートセルフ内覧システム」は、内見希望者が1人で空室の内見をできるようになるサービスです。リンクジャパンのスマートホームサービス「eLife」と連携するIoT機器を、インターネット環境のある空室に設置することで可能となります。鍵の開閉やエアコンのオンオフが、「eLife」のシステム上で操作できます。

 利用方法は「eLife」システムで内見予約登録を行い、IoT機器を操作するためのウェブページのURLを発行し、内見希望者に共有するだけです。部屋に到着した内見希望者は、スマートフォンなどでウェブページにアクセスすることで、画面内の鍵の開閉ボタンを押すと部屋に入室できます。エアコンのオンオフボタンを押して、空調も操作できます。

 不動産会社にとってのメリットは、物理的な鍵の受け渡し作業が不要になることです。内見後に自動で扉をロックする設定をすれば、鍵の閉め忘れも防止できます。エアコンは内見時間に合わせて自動で電源を入切する設定も可能で、内見者に快適に過ごしてもらえます。室内に設置したIoT機器は、内見システムだけでなく、入居後はスマートホームサービスとして活用することも見込んでいます。不動産会社と入居者、双方にとってメリットのあるシステムとして広めていく予定とのこと。

【商品概要】
名称:スマートセルフ内覧システム
価格:※リンクジャパンに問い合わせを
主な機能:内覧予約受付・管理と、リモートによる鍵管理および自動家電コントロール
その他:システムを体感できる「スマートホームIoTショールーム」あり(東京都渋谷区宇田川町21-9渋谷平和クワトロビル mineo渋谷2F)※要予約

【会社概要】
社名:リンクジャパン
設立:設立2014年
代表者:CEO河千泰進一
資本金:3億2000万円(資本準備金含む)
事業内容:IoTプラットフォーム事業に関わる全ての製品・サービスの提供、アプリケーション・クラウド・IoT通信モジュール・LPWA技術関連製品の開発と提供、ビッグデータとAI活用を前提としたスマートライフサービス、見守りサービスの開発
社所在地:東京都港区芝4-7-1西山ビル6・7F
連絡先:問い合わせフォームにて