鍵の要らないオートロック
後付け可能なキーレス錠　

2022年07月21日

　建築金物の製造販売する長沢製作所（埼玉県比企郡）は、電気を使わない、後付け設置可能なキーレス錠を販売しています。暗証番号で扉を開錠するため、鍵の持ち歩きや管理が不要です。さらにオートロックのため、様々な場所で使用されています。

集合住宅や商業施設以外にも、駅など公共施設での運用実績あり

長沢製作所／キーレックス3100

　現在、約260種類のキーレス錠商品を取り扱う長沢製作所では、キーレックスを製造販売して40年の実績があります。電気を使わず運用ができる、機械式のボタン鍵のため、配線工事や電池交換も不要です。また、後付け設置が可能なことから、既存の扉にそのまま設置できるので、最小限の工事で導入ができます。営業部の久保敏浩さんは、「他社製の鍵が付いていても後付けで上から設置ができる。レバーハンドルと鍵について日々研究している自社努力の賜物」と話します。

　キーレックスシリーズは、室内ドアとしてだけでなく、機械式であるため、屋外に面する扉にも設置が可能で、外付け扉への設置では駅などの公共施設で使われています。特に駅など不特定多数の人が出入りする施設では、鍵の持ち歩きや管理者が複数人になるため、鍵での施錠ではなく、任意に設定した番号での開閉が可能なキーレス錠が便利との声が多いそうです。

　今年2月に発売した抗ウイルス・抗菌塗装が施されたタイプは、順調に売り上げを伸ばしているとのこと。ドアノブとしての機能と、鍵としての機能を両方備える商品だからこそ、ユーザーの求めるニーズを取り入れた商品作りに今後も勤めていくそうです。