月額制の宿泊サービス活況 セカンドホームとしての利用も

2022年04月01日

 Sanu(サヌ:東京都中央区)は2021年11月から月額制の宿泊サービス「SANU 2nd Home(サヌセカンドホーム)」を開始しました。都心から車で3時間以内のところに「SANU CABIN(サヌキャビン)」を運営。リモートワーク向けの設備も備えています。

▲天井高4mと開放的な「SANU CABIN」の内観

独自開発の木造キャビン。会員枠待機は1000人以上の人気

SANU / SANU 2nd Home

 「SANU 2nd Home」は「自然の中にもう一つの家」がコンセプトの会員制宿泊サブスクリプションサービスです。都内から車で3時間以内の長野県白樺湖と山梨県八ヶ岳などに、自社企画・開発の専有面積50㎡、テラス10㎡付きの木造物件「SANU CABIN」を運営しています。2022年2月現在、「SANU 2nd Home」の初期会員は完売し、次期会員枠の待機者は1000人以上にのぼっています。2022年春ごろまでに運営する施設を計7拠点50棟まで拡大し、待機者の半分を会員にできるように物件の確保を急いでいます。

 「SANU CABIN」の室内は自然界から着想を得た曲線的な空間デザインで、天井高は4m。暖房をつけていなくても室温13度以上を保てる断熱性能を誇ります。また、独自の木造構造で外部の音を室内に取り込みやすく、野鳥の声を聞くことができるなど、自然の中に溶け込む感覚が体験できます。月会費は5万5000円で、月に最大4連泊できます。宿泊料が別途発生します。会員の平均滞在日数は2日、ユーザーの特徴は平均年齢38歳で、都内在住の会社経営者やフリーランスなどが目立ちます。

 観光ではなく、生活が営めるように設備にもこだわっています。インターネット動画が楽しめるプロジェクターと音響スピーカー、バーベキューにも使えるたきび台、リモートワークに備えたWi-Fiとワークデスクを完備。物件から車で20分の場所には食材を調達できるスーパーやコンビニがあるため、日中は仕事に打ち込み、夜は家族や友人とくつろぐ会員が多いとのこと。

 同社の広報の水谷彩氏は「収容人数4人のキャビンは子どもがいる世代も楽しめる。多くの人に自然の中のセカンドホームとして利用してもらいたい」と話します。

【商品概要】
名称:SANU 2nd Home
料金:5万5000円/月会費 ※このほか宿泊の際に、5500円/1泊・1部屋(金〜日、祝日、祝前日の宿泊)、1万6500円/1泊・1部屋(ピークシーズン、料金カレンダーによる)、無料(月〜木、ピークシーズンを除く)、3300円(清掃費)が必要 ※すべて税込
広さ:室内50㎡+テラス13㎡(SANU CABINの場合 ※最大4人まで利用可能)
その他:最低契約期間3カ月

【会社概要】
社名:Sanu
設立:2019年
CEO:福島 弦
事業内容:ホテル・レジデンスブランド「SANU」を開発。サブスクリプション制で提供する「SANU 2nd Home」の運営
本社所在地:東京都中央区日本橋小舟町14-7 SOIL Nihonbashi
連絡先:問い合わせフォームにて