物件情報を入力するだけで 英語・中国語に翻訳するシステム
2022年03月08日
リアルエステート・エージェント・ジャパン(東京都港区)は、外国人向け賃貸・売買仲介をサポートするシステム「不動産翻訳」を2022年1月より提供しています。日本語で物件情報を入力するだけで、賃貸・売買図面、物件概要書などを英語と中国語(簡体・繁体)に翻訳してくれるシステムです。
外国人顧客を取り込むきっかけになる
リアルエステート・エージェント・ジャパン / 不動産翻訳
不動産資格や語学スキルを習得できる「国際不動産カレッジ」を運営するリアルエステート・エージェント・ジャパンは、外国人向けの賃貸・売買仲介をサポートするシステム「不動産翻訳」の提供を始めました。
この「不動産翻訳」を利用すれば、日本語で物件情報を入力するだけで、一般的な翻訳サイトでは正確に訳されない不動産用語も難なく英語と中国語(簡体・繁体)に翻訳されます。ワンクリックで、賃貸・売買図面、物件概要書、契約書や、重要事項説明書のひな型も作成可能。坪数や家賃は、顧客に合わせて単位の表記や出力時のレート換算を行うため、自分で調べる手間をかけずに正確な情報を提供できます。
料金プランは三つあり、このうち、「プレミアム」と「パスポート」には実用文例集が付いてくるので、外国語を全く話せないスタッフでも入居案内まで一人で行うことができます。「パスポート」プランには、「業務サポートサービス」として契約時の通訳や税務相談などを多言語でサポートするサービスもあります。
不動産会社で利用すれば、今まで語学が堪能なスタッフがいないために対応できなかった外国人顧客を取り込むきっかけになります。また、不動産取引に必要な書類を外部に翻訳依頼をすると高額になるため、同システムを利用することでコスト削減にもつながります。同社の杉浦隼城社長は「コロナの影響で減っている外国人顧客が、今後日本に戻ってきたときにすぐに対応できるように、今のうちから準備をしておくべきだ」と話します。
名称:不動産翻訳
価格:初期費用不要、利用は月額料金のみ。「ベーシック」プラン月額1980円、「プレミアム」プラン月額3980円、「パスポート」プラン月額5980円(いずれも1ユーザー利用の場合、税込み)
機能:不動産用語翻訳(英語・中国語)、不動産概要書/賃貸・売買図面作成。プランにより、ファイル共有、契約書作成(雛形)、重要事項説明書作成(雛形)、業務サポートサービス、事例集コンテンツなどが加わる
社名:リアルエステート・エージェント・ジャパン
設立:2016年
代表取締役:杉浦隼城
資本金:600万円
事業内容:国際不動産取引のスキルアップを目的とした「国際不動産カレッジ」の運営、同校のヴァーチャルスクールの運営など
本社所在地:東京都港区麻布十番1-5-10アトラスビル
連絡先:電話03-5843-8372