不動産小口化商品好調。平均20%の高利回り実現
2023年10月24日
不動産特定共同事業法に基づく不動産小口化事業を行うLAETOLI(ラエトリ:東京都港区)では、不動産小口化商品の「COZUCHI(コヅチ)」が好調です。平均20%の高利回り商品で投資家のニーズをつかみ、72億円の大型ファンドが2時間で満額を調達するに至りました。
「中長期運用型」は定期的な配当を得つつ売却益も狙える
LAETOLI / COZUCHI
不動産小口化商品(以下、小口化商品)の「COZUCHI」は、2023年8月末時点で、累計81件の小口化商品を組成し、累計約442億円を投資家から調達しました。対象不動産は賃貸住宅や商業ビル、ホテルなど。このうち、「短期運用型」(匿名組合型)は1口1万円から出資可能で、平均実績利回りは20%(2023年6月末時点)と非常に高く、運用期間は数カ月~5年程度です。一方、「中長期運用型」(任意組合型)は1口10万円を最低出資額とし、想定分配利回りは3~4%前後。想定運用期間は10年間です。
「COZUCHI」に登録する投資家は、2023年8月末時点で約4万8000人となり、2022年同月比で約2倍にアップ。2回以上出資しているリピーターの投資家は83%に上ります。30~40代がメインで、年収は1000万円以下の層が95%を占めます。
投資家数やリピート率が伸び、累計調達額が積み上がった要因の一つは、高利回りの小口化商品を提供している点です。同社は、グループ会社で不動産の資産管理を行うTRIAD(トライアド:同)と連携し、対象不動産の仕入れを行っています。TRIADは、利権関係が複雑で取得のハードルが高い、金融機関の融資が下りにくい不動産をメインに扱っています。扱いの難しさから本来よりも安く仕入れ、通常の市場価値で売却することで、小口化商品として組成したときも高利回りを実現。同社の武藤弥社長は「金融機関からの評価を得にくい物件を積極的にファンドで組成していき、市場流動性を高めていきたい」と語ります。
名称:COZUCHI
サービス:「短期運用型」(匿名組合型)、「中長期運用型」(任意組合)の2つ
手数料:出資及び売却、分配金、償還金の受け取りに手数料はかからない(出資金の振込手数料は負担)※2023年9月時点
優先劣後方式:中長期運用型(任意組合)の場合、優先劣後方式はなし。組合の運営は業務執行組合員(事業者)が行い、組合員(出資者)は出資割合に応じて利益と損失を負担する
税務上の扱い:中長期運用型(任意組合)からの収入は不動産所得となる。原則、確定申告が必要 ※詳細は税務署等に確認を
社名:LAETOLI
設立:1999年
代表取締役:武藤 弥
資本金:1億円
事業内容:不動産投資型クラウドファンディング「COZUCHI」の運営
本社所在地:東京都港区南青山2-26-1D-LIFEPLACE南青山2F
連絡先:問い合わせフォームより